クロガネの街で
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(純粋な君の言葉は、)
サトシさんのパートナーが放出した雷は、まるで雄叫びのようで。柱になった雷鳴は空に届くのではと思う程に激しいものでした。
苦戦を強いられて、迷いが生じているサトシさんを奮い立たせるような。
『これが...サトシさんの、ポケモンバトル』
「よーし、いいぞ、みんな!その調子だ!」
「ピカピカ!」
現在地点は、クロガネシティの...どっかの炭鉱。
ジム戦がようやくサトシさんの番に回ってきたけれど、バッジを獲得するには至らず。
出直す為に、今はトレーニングしている...のが、現状ですかね。今の所。どうも。早瀬由香です。
どうしていちいちフルネームを毎回名乗るのかって?いやだって...自分の名前をうっかり忘れたら、帰れなくなったり、しませんよね...?え、そんな話って何処かにありませんでしたっけか。
『それだけ気合いが入ってると、トレーナーの方もバテちゃいそうですね』
「ポケモンが頑張ってるんだ。こっちもそうでなくっちゃな!」
『だが熱くなりすぎなので、一度クールダウンを要求するって。これ、タケシさんが』
「おう、サンキュ!じゃぁ一度休憩するか!」
大声を張り上げ続けているサトシさんには、おいしい水の差し入れをさせていただきました。
水なんですから。きっと人間にも効果ありですよね。知りませんけど。
適度に疲れていたのか、そこらの岩に並んで座って小休憩です。
『ジム戦、残念でしたね』
「そうだな。あー...何かカッコ悪い所ばっかり見せてる気がする」
『でも、バトルに夢中になる気持ちが少し分かった気がします。負けたら悔しかったから...勝った時は、凄く嬉しいんでしょうね。当たり前かもですけど』
「だよな!?今は負けてすっげー悔しいけど、次はどうやったら勝てるのかって考えたらもう止まらなくて!」
『今は休憩中だからちょっと止まって下さいね?』
「分かってるって!へへ...っ」
そう言って嬉しそうに水分補給するサトシさんに、少し疑問が芽生えます。
だって彼の性格的に、負けず嫌いは絶対に付属されてると思うんですよね...。だったら、どうして?
思った事が顔に出やすいと、以前クラスメイトに言われたことがあります。今回もそうだったんでしょうか。
疑問に答えるような事を口にしてくれました。
「この世界の楽しい事をお前に伝えたい」
『へ...?』
「バッジはゲット出来なかったけど、その約束がちょっと守れたなら良かったなーって思ってさ!」
『えーと...それって、つまり』
脳内はポケモンかバトルの事ばっかりで、色んな意味で(物理言動含む)馬鹿の一つ覚えのように突っ走るこの人が。
嬉しそうにしていたのは、つまるところ私のせいと。言いたい...?
『...う~...』
「どうしたんだよ急に黙って...顔も赤いし。暑いのか?ほら、水飲めよ」
『それ私が持ってきたやつ...』
「いーから!」
『うー...ども...』
「何この凄くむずがゆい空気。同じ場所にいる身としては、だいじょばない...!」
「からの間接キス...!羨ましい!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なんていうことはない。ただイチャイチャしたかっただけの事!
早瀬さんが言っていたクラスメイトは、席が隣同士の心を読むあの子。
サトシさんのパートナーが放出した雷は、まるで雄叫びのようで。柱になった雷鳴は空に届くのではと思う程に激しいものでした。
苦戦を強いられて、迷いが生じているサトシさんを奮い立たせるような。
『これが...サトシさんの、ポケモンバトル』
*
「よーし、いいぞ、みんな!その調子だ!」
「ピカピカ!」
現在地点は、クロガネシティの...どっかの炭鉱。
ジム戦がようやくサトシさんの番に回ってきたけれど、バッジを獲得するには至らず。
出直す為に、今はトレーニングしている...のが、現状ですかね。今の所。どうも。早瀬由香です。
どうしていちいちフルネームを毎回名乗るのかって?いやだって...自分の名前をうっかり忘れたら、帰れなくなったり、しませんよね...?え、そんな話って何処かにありませんでしたっけか。
『それだけ気合いが入ってると、トレーナーの方もバテちゃいそうですね』
「ポケモンが頑張ってるんだ。こっちもそうでなくっちゃな!」
『だが熱くなりすぎなので、一度クールダウンを要求するって。これ、タケシさんが』
「おう、サンキュ!じゃぁ一度休憩するか!」
大声を張り上げ続けているサトシさんには、おいしい水の差し入れをさせていただきました。
水なんですから。きっと人間にも効果ありですよね。知りませんけど。
適度に疲れていたのか、そこらの岩に並んで座って小休憩です。
『ジム戦、残念でしたね』
「そうだな。あー...何かカッコ悪い所ばっかり見せてる気がする」
『でも、バトルに夢中になる気持ちが少し分かった気がします。負けたら悔しかったから...勝った時は、凄く嬉しいんでしょうね。当たり前かもですけど』
「だよな!?今は負けてすっげー悔しいけど、次はどうやったら勝てるのかって考えたらもう止まらなくて!」
『今は休憩中だからちょっと止まって下さいね?』
「分かってるって!へへ...っ」
そう言って嬉しそうに水分補給するサトシさんに、少し疑問が芽生えます。
だって彼の性格的に、負けず嫌いは絶対に付属されてると思うんですよね...。だったら、どうして?
思った事が顔に出やすいと、以前クラスメイトに言われたことがあります。今回もそうだったんでしょうか。
疑問に答えるような事を口にしてくれました。
「この世界の楽しい事をお前に伝えたい」
『へ...?』
「バッジはゲット出来なかったけど、その約束がちょっと守れたなら良かったなーって思ってさ!」
『えーと...それって、つまり』
脳内はポケモンかバトルの事ばっかりで、色んな意味で(物理言動含む)馬鹿の一つ覚えのように突っ走るこの人が。
嬉しそうにしていたのは、つまるところ私のせいと。言いたい...?
『...う~...』
「どうしたんだよ急に黙って...顔も赤いし。暑いのか?ほら、水飲めよ」
『それ私が持ってきたやつ...』
「いーから!」
『うー...ども...』
*
「何この凄くむずがゆい空気。同じ場所にいる身としては、だいじょばない...!」
「からの間接キス...!羨ましい!」
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なんていうことはない。ただイチャイチャしたかっただけの事!
早瀬さんが言っていたクラスメイトは、席が隣同士の心を読むあの子。