クロガネの街で
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(不機嫌の理由)
炭坑へ行って、化石の発掘というヒョウタさんの掛け持ちお仕事を見学させてもらってから再び戻ってきました。クロガネジム。
よくよく考えてみると、ジム戦を急かしたような気がしないでも...いえ。まんま急かしましたよね。まぁ本人は気にしていないようなので、それは置いておいて。
今はシンジさんのジム戦を揃って見学中です。ヒカリさんが見学したいという希望があったので。
「わぁ~っ。ジムの中ってこうなってるんだぁ!」
「ジムと言っても、バトルフィールドは色々あるんだ。ここは岩タイプのジムだから、岩ポケモンが活動するのに最適な環境になっているんだ」
『...あの。タケシさん。そもそもなんですけど。ジムによって、ポケモンのタイプって決まっているものなんですか』
「大抵はそうだな。岩タイプのジムなら岩ポケモンが。水タイプのジムなら水ポケモンを、といった感じで一貫性がある。だから相性が有利になるよう、対策を立ててくるトレーナーは少なくない」
「マリルリ、バトルスタンバイ!」
「シンジもその一人のようだな。有利に勝ち進められるように研究してきている」
『...あぁ。だからシンジさん、あの時...』
「何の事だ?ユカ」
『えと...その...』
「アイツ、水タイプのポケモンも持ってたのか...!」
本人の目の前で言うのは少しはばかられるのですが。チラリと隣に座っているその人を見ると、それどころではなさそうなので。正直に言う事にしました。
『今審判をやっている人と、さっき話してた時の事なんですけど。サトシさん、ここが岩タイプのジムだって知らなかったみたいじゃないですか。それを聞いたシンジさんが...凄く、凄く睨んでて...』
「サトシはぶっつけ本番な所があるからなー。シンジとは真逆のタイプなんだろう。考えが正反対な分、お互い許せない部分があるのかもしれないな」
『だからってあんなに睨まなくても...攻撃力が下がるどころか、泣く子もわめきそうです』
「ユカ、この短期間で本当に色々覚えたなぁー。そうそう。にらむ能力には攻撃力を下げる効果ありだ。合ってるぞ」
『きっとタケシさんの教え方が良いからですよ。自称保護者の方はどうにも感覚で説明しようとする所があるからちょっと...』
すぐ隣の席でサトシさんの話を何度か出しても、本人は目の前のバトルに相当集中しているのか耳に入っていないみたいです。
結論を先に言うと、シンジさんはジム戦で白星を上げてバッジをゲットしました。自分のパートナー達がどれだけ傷つこうが、勝ちを得る為にはどんな手段もいとわない...そんなやり方で。
良い結果が出せた筈なのに、ポケモン達も物凄く頑張っていたのに。シンジさんはいつもと変わらない無愛想な表情で。そのせいでしょうか。どうにも後味が悪いと感じてしまいました。
炭坑へ行って、化石の発掘というヒョウタさんの掛け持ちお仕事を見学させてもらってから再び戻ってきました。クロガネジム。
よくよく考えてみると、ジム戦を急かしたような気がしないでも...いえ。まんま急かしましたよね。まぁ本人は気にしていないようなので、それは置いておいて。
今はシンジさんのジム戦を揃って見学中です。ヒカリさんが見学したいという希望があったので。
「わぁ~っ。ジムの中ってこうなってるんだぁ!」
「ジムと言っても、バトルフィールドは色々あるんだ。ここは岩タイプのジムだから、岩ポケモンが活動するのに最適な環境になっているんだ」
『...あの。タケシさん。そもそもなんですけど。ジムによって、ポケモンのタイプって決まっているものなんですか』
「大抵はそうだな。岩タイプのジムなら岩ポケモンが。水タイプのジムなら水ポケモンを、といった感じで一貫性がある。だから相性が有利になるよう、対策を立ててくるトレーナーは少なくない」
「マリルリ、バトルスタンバイ!」
「シンジもその一人のようだな。有利に勝ち進められるように研究してきている」
『...あぁ。だからシンジさん、あの時...』
「何の事だ?ユカ」
『えと...その...』
「アイツ、水タイプのポケモンも持ってたのか...!」
本人の目の前で言うのは少しはばかられるのですが。チラリと隣に座っているその人を見ると、それどころではなさそうなので。正直に言う事にしました。
『今審判をやっている人と、さっき話してた時の事なんですけど。サトシさん、ここが岩タイプのジムだって知らなかったみたいじゃないですか。それを聞いたシンジさんが...凄く、凄く睨んでて...』
「サトシはぶっつけ本番な所があるからなー。シンジとは真逆のタイプなんだろう。考えが正反対な分、お互い許せない部分があるのかもしれないな」
『だからってあんなに睨まなくても...攻撃力が下がるどころか、泣く子もわめきそうです』
「ユカ、この短期間で本当に色々覚えたなぁー。そうそう。にらむ能力には攻撃力を下げる効果ありだ。合ってるぞ」
『きっとタケシさんの教え方が良いからですよ。自称保護者の方はどうにも感覚で説明しようとする所があるからちょっと...』
すぐ隣の席でサトシさんの話を何度か出しても、本人は目の前のバトルに相当集中しているのか耳に入っていないみたいです。
結論を先に言うと、シンジさんはジム戦で白星を上げてバッジをゲットしました。自分のパートナー達がどれだけ傷つこうが、勝ちを得る為にはどんな手段もいとわない...そんなやり方で。
良い結果が出せた筈なのに、ポケモン達も物凄く頑張っていたのに。シンジさんはいつもと変わらない無愛想な表情で。そのせいでしょうか。どうにも後味が悪いと感じてしまいました。