コトブキの街で
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(早瀬さん、初めてのおつかい)
「さて、と。コトブキシティはシンオウ地方の中でも、かなり大きな街みたいだからな。旅の最中に困らないよう、色々買い揃えておかないと...」
「ウソ~っ、ウソ~っ!」
「ん?あぁ、そういえばウソハチはそろそろミルクの時間か。少し待ってろよ。今ミルクを作って...」
「タケシ~っ。コンテストバトルで披露する技をちょっと見て欲しいんだけど...」
「ちょっと待ってくれー。ウソハチが今お腹空かせてるからミルクを先に作ってから...」
「タケシー!バトルの練習してたらちょっと怪我しちゃってさ!キズグスリってまだあったっけ?」
「この前使ったので最後じゃなかったか?」
「えぇっ?参ったな...うわっ!?」
「エイパッ!」
「またかよエイパム!帽子返せ!待てー!」
「ねータケシー。まだぁ?」
「だからもうちょっと待ってくれヒカリ!ってこら、サトシ!今ミルク作ってるんだから、あんまり周りで暴れると...」
ガシャーン!!
『「「あ」」』
「ゥ...ゥ...ウソ~っ!ウソ~っっ!!」
「おーまーえーらー...」
...うん。まぁ、ミルク引っくり返された上に、頭からかぶる羽目になってしまったんですから。これは確かに、タケシさんブチ切れて当たり前だと思うんですが。
どうして私も並んで正座させられてるんです?
ここでも私こと早瀬のとばっちり体質は健在のようですね...嬉しくないことに。
とりあえずタケシさんのポジション(皆のお母さん的な)があまりにも不憫だったので、買い出しを申し出た...のですけど。
『買い物に行くだけで付き添い(自称保護者)オプション有りとか...』
「仕方ないだろ!ユカがタケシの買い出しメモ読めなかったんだから」
『言葉は通じるのにまさかの文字が読めないとか...それ何て翻訳のこんにゃくですかね』
「やっぱりユカって分かんねー!」
最早馴染みすら沸くサトシさんのお決まり突っ込みはスルーして、さっさとショップへと向かいます。
本当は私一人で買い出し役をする筈だったんですけどね...。じゃぁこの紙に書き出した物を買ってきてくれよと、タケシさんに手渡されたメモ用紙には...何かの記号にしか見えない文字がつらつらと書かれていました。
言葉が普通に通じていた分、普通に驚愕の事実でした。
『ここがポケモンショップですか...パッと見、ペットショップみたいな感じですね』
「実際、ポケモンと一緒に暮らす人も多いからな。よし!じゃぁサクッと買い物済ませちゃおうぜ!えーっと...まずはキズグスリだろー。あと、これとそれと...」
『わゎ...っ、とと。やっぱり大所帯になった分、それなりの量になりますね...』
「そうだなー。まぁそれはそれで楽しいからいいんだけどな!」
『あれっ、ちょ、サトシさんっ。荷物、私が頼まれたから私が...っ』
「すいませーん!これ下さい!」
大量に物が入った重いカゴをさりげなく奪われて、しかもそれを譲らないとか。
何ですこのイケメン対応はサトシさんのくせに(失礼)
再三言ってて空しくなるんですけど。私、学園では罵られたり燃やされそうになるのが日常だったんです。そういう女の子扱いみたいなのは、慣れてないので止めてほし...。
「坊主やるなぁ。女の扱いが分かってるじゃねーか。特別に少しまけてやるよ!」
「よく分かんないんだけど、おっちゃんありがとう!」
『よく分かんないなら簡単に受け答えしちゃ駄目だと思うんですけど!?』
「何でそんなに怒ってるんだよ、ユカ」
『怒ってないです!』
「怒ってないなら何なんだよ」
『そっ...それは...』
「はっはっはっ!まだまだお互い青いねぇ!嬢ちゃんにはオマケに毒消し付けておいてやるから!ま、頑張れよ!」
『ここの人達ってまるで意思疏通が図れない時があるもうやだ泣きたい』
「さて、と。コトブキシティはシンオウ地方の中でも、かなり大きな街みたいだからな。旅の最中に困らないよう、色々買い揃えておかないと...」
「ウソ~っ、ウソ~っ!」
「ん?あぁ、そういえばウソハチはそろそろミルクの時間か。少し待ってろよ。今ミルクを作って...」
「タケシ~っ。コンテストバトルで披露する技をちょっと見て欲しいんだけど...」
「ちょっと待ってくれー。ウソハチが今お腹空かせてるからミルクを先に作ってから...」
「タケシー!バトルの練習してたらちょっと怪我しちゃってさ!キズグスリってまだあったっけ?」
「この前使ったので最後じゃなかったか?」
「えぇっ?参ったな...うわっ!?」
「エイパッ!」
「またかよエイパム!帽子返せ!待てー!」
「ねータケシー。まだぁ?」
「だからもうちょっと待ってくれヒカリ!ってこら、サトシ!今ミルク作ってるんだから、あんまり周りで暴れると...」
ガシャーン!!
『「「あ」」』
「ゥ...ゥ...ウソ~っ!ウソ~っっ!!」
「おーまーえーらー...」
...うん。まぁ、ミルク引っくり返された上に、頭からかぶる羽目になってしまったんですから。これは確かに、タケシさんブチ切れて当たり前だと思うんですが。
どうして私も並んで正座させられてるんです?
ここでも私こと早瀬のとばっちり体質は健在のようですね...嬉しくないことに。
とりあえずタケシさんのポジション(皆のお母さん的な)があまりにも不憫だったので、買い出しを申し出た...のですけど。
*
『買い物に行くだけで付き添い(自称保護者)オプション有りとか...』
「仕方ないだろ!ユカがタケシの買い出しメモ読めなかったんだから」
『言葉は通じるのにまさかの文字が読めないとか...それ何て翻訳のこんにゃくですかね』
「やっぱりユカって分かんねー!」
最早馴染みすら沸くサトシさんのお決まり突っ込みはスルーして、さっさとショップへと向かいます。
本当は私一人で買い出し役をする筈だったんですけどね...。じゃぁこの紙に書き出した物を買ってきてくれよと、タケシさんに手渡されたメモ用紙には...何かの記号にしか見えない文字がつらつらと書かれていました。
言葉が普通に通じていた分、普通に驚愕の事実でした。
『ここがポケモンショップですか...パッと見、ペットショップみたいな感じですね』
「実際、ポケモンと一緒に暮らす人も多いからな。よし!じゃぁサクッと買い物済ませちゃおうぜ!えーっと...まずはキズグスリだろー。あと、これとそれと...」
『わゎ...っ、とと。やっぱり大所帯になった分、それなりの量になりますね...』
「そうだなー。まぁそれはそれで楽しいからいいんだけどな!」
『あれっ、ちょ、サトシさんっ。荷物、私が頼まれたから私が...っ』
「すいませーん!これ下さい!」
大量に物が入った重いカゴをさりげなく奪われて、しかもそれを譲らないとか。
何ですこのイケメン対応はサトシさんのくせに(失礼)
再三言ってて空しくなるんですけど。私、学園では罵られたり燃やされそうになるのが日常だったんです。そういう女の子扱いみたいなのは、慣れてないので止めてほし...。
「坊主やるなぁ。女の扱いが分かってるじゃねーか。特別に少しまけてやるよ!」
「よく分かんないんだけど、おっちゃんありがとう!」
『よく分かんないなら簡単に受け答えしちゃ駄目だと思うんですけど!?』
「何でそんなに怒ってるんだよ、ユカ」
『怒ってないです!』
「怒ってないなら何なんだよ」
『そっ...それは...』
「はっはっはっ!まだまだお互い青いねぇ!嬢ちゃんにはオマケに毒消し付けておいてやるから!ま、頑張れよ!」
『ここの人達ってまるで意思疏通が図れない時があるもうやだ泣きたい』