世は情け
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(そして苦難は続く)
『何ですこのデジャヴ過ぎるテンプレ展開。何でしたっけ。ロコモコ団?』
「何だその美味しそうな名前はっ!許せんっ。撤回を要求する!」
「その耳よぉーくかっぽじって、最初からもう一回聞きなさい!」
「では行くのニャー!」
「何ですこのデシャヴ過ぎるテンプレ展開の声を聞きー!」
「光の速さでやって来た!!」
『ヤバい今私確実に余計なひとりごと言ったわ』
サトシさんに手を引かれてたどり着いた先に待っていたのは。
巨大ロボに捕獲されたミミロルさんでした。そして同じくピカさんの姿も。誰に捕まってるって。今だ登場台詞が続いている男女二人組と、喋る化け猫一匹です。
先日とあまりにも似たような展開に遭遇してしまって、緊迫している筈の空気の中で思わず呆れた声を上げてしまいました。
えぇ。因みに今、軽はずみに発言してしまって物凄く後悔している所です。
「待ってろよピカチュウ!今助け...おっと!」
『ちょっ、サトシさん!?なんで完全装備なメカにまた無防備に突っ込んで行ってるんですか!この鳥頭!』
「俺飛べないから!」
『アホかー!言われた事すぐ忘れちゃう頭をしてるって言ってるんですよ馬鹿ーっ!』
「俺がバカならユカは意地っ張りじゃないか!」
『私の事は今は関係無いじゃないですか!』
「お前ら、リア充は時と場合を考えてだな...!」
『「リア充じゃない!!」』
「リア充が何なのかは知らないけど!」
『やっぱサトシさん馬鹿です』
「言っておくけどな。バカって言う方がバカなんだぞ!」
確かに...確かに、無茶とか苦茶とかしないのを約束できないとは言ってたけれども。せめて学習能力を活かした行動をして下さいよお願いですから。
サトシさんの反省を省みない行動を思わずまた怒鳴り付けていたら、タケシさんが身も蓋もない仲裁に入ってくれました。火に油です。
「何だかよく分からないけど、チャンスよ!ニャース!」
「はいニャ!ポチっとニャ」
「飛んで逃げるが勝ちだぜー!そんじゃぁま、さらばだー!はっはっはー!」
『「「あ」」』
「も~何やってるのよ3人ともっ!逃げられちゃうじゃないの!」
「俺も...?俺も悪かったっていうのか...」
ヒカリさんの最もな正論に対して、明らかに心の傷を負った最年長の呟きが聞こえた気がしましたけど。
えぇ、はい。最早お決まりの流れになってきているので、分かっている方もいらっしゃるかもしれませんが敢えて言わせて下さい。
空耳にしておきましょう。
「ピカー...チュウ!!」
「!いいぞーピカチュウ!その調子だ!」
「ミミロルも冷凍ビームやっちゃいなさーい!」
今回はサトシさんが特攻しなくとも、ピカさんは自力で脱出出来たみたいです。そして捕らわれていたミミロルさんも救出。
その後は二匹とも、無慈悲なくらいの技をお見舞いして巨大飛行機能付きロボを墜落させて...えっ、また爆発とかしてるんですけど。
『い、いくら逃げ出す為とはいえ、あの化け猫付き二人組さん達、無事じゃ済まないんじゃ...』
「げっほげぇーっほ!あーもー!何でこうなるのよー」
「折角良い材料で作ったのにー!」
『......』
「ユカ」
『ひゃっ、ふぁいっ!?』
「アイツらが、何だって?」
『いえ、何も』
めっちゃピンピンしてるとか。ススをかぶってるとはいえ、めっちゃピンピンしてるとか。
大事な事は二度言う主義です。え、何なんですか未来人って。見た目こそ私と変わらないけど、実は凄く丈夫に出来てるんですか。そうなんですか。
納得出来ない疑問は尽きないのですが。
「あっ!あなた達!工場の監視カメラに映ってた泥棒ね!待ちなさーい!」
「待ちませーん」
「逃げまーす」
「あぁ...結局はこうなるのニャ~」
最後にやな感じーと二人と一匹は声を揃えて、通り掛かった警官さんに追いかけられながら行ってしまわれました。
...。
バイクと大して変わらない速さで走れるなら、怪我とか問題無さそうですね。個人的には、バイクと速さを競える方が大問題ですけど。覆されつつある私が培ってきた常識の数々...。
『何にせよ、捕まってしばらく大人しくなるといいですね...あの人達』
「うーん...でもなぁ。ロケット団だからなぁー...」
「そうだなぁ...ロケット団だしなぁ...」
『...あの、もしかしなくても。サトシさんとタケシさんは、その方達とは長い付き合いだったり...?』
「不本意だけどなー」
『......』
「ユカ?」
『あ、いえ。何でもないです』
彼らの根拠もない回答を聞いて、その不本意なお付き合いはこの先も長く続いていくんだろうという奇妙な確信がありました。不安要素が増えてしまったこの先の冒険...。
閑話休題。
一難が去った後は、当初の目的だったミミロルさんをヒカリさんがバトルアンドゲットしまして。彼女の念願だった初ゲットを果たすことが出来ました。めでたしめでたし。
『何ですこのデジャヴ過ぎるテンプレ展開。何でしたっけ。ロコモコ団?』
「何だその美味しそうな名前はっ!許せんっ。撤回を要求する!」
「その耳よぉーくかっぽじって、最初からもう一回聞きなさい!」
「では行くのニャー!」
「何ですこのデシャヴ過ぎるテンプレ展開の声を聞きー!」
「光の速さでやって来た!!」
『ヤバい今私確実に余計なひとりごと言ったわ』
サトシさんに手を引かれてたどり着いた先に待っていたのは。
巨大ロボに捕獲されたミミロルさんでした。そして同じくピカさんの姿も。誰に捕まってるって。今だ登場台詞が続いている男女二人組と、喋る化け猫一匹です。
先日とあまりにも似たような展開に遭遇してしまって、緊迫している筈の空気の中で思わず呆れた声を上げてしまいました。
えぇ。因みに今、軽はずみに発言してしまって物凄く後悔している所です。
「待ってろよピカチュウ!今助け...おっと!」
『ちょっ、サトシさん!?なんで完全装備なメカにまた無防備に突っ込んで行ってるんですか!この鳥頭!』
「俺飛べないから!」
『アホかー!言われた事すぐ忘れちゃう頭をしてるって言ってるんですよ馬鹿ーっ!』
「俺がバカならユカは意地っ張りじゃないか!」
『私の事は今は関係無いじゃないですか!』
「お前ら、リア充は時と場合を考えてだな...!」
『「リア充じゃない!!」』
「リア充が何なのかは知らないけど!」
『やっぱサトシさん馬鹿です』
「言っておくけどな。バカって言う方がバカなんだぞ!」
確かに...確かに、無茶とか苦茶とかしないのを約束できないとは言ってたけれども。せめて学習能力を活かした行動をして下さいよお願いですから。
サトシさんの反省を省みない行動を思わずまた怒鳴り付けていたら、タケシさんが身も蓋もない仲裁に入ってくれました。火に油です。
「何だかよく分からないけど、チャンスよ!ニャース!」
「はいニャ!ポチっとニャ」
「飛んで逃げるが勝ちだぜー!そんじゃぁま、さらばだー!はっはっはー!」
『「「あ」」』
「も~何やってるのよ3人ともっ!逃げられちゃうじゃないの!」
「俺も...?俺も悪かったっていうのか...」
ヒカリさんの最もな正論に対して、明らかに心の傷を負った最年長の呟きが聞こえた気がしましたけど。
えぇ、はい。最早お決まりの流れになってきているので、分かっている方もいらっしゃるかもしれませんが敢えて言わせて下さい。
空耳にしておきましょう。
「ピカー...チュウ!!」
「!いいぞーピカチュウ!その調子だ!」
「ミミロルも冷凍ビームやっちゃいなさーい!」
今回はサトシさんが特攻しなくとも、ピカさんは自力で脱出出来たみたいです。そして捕らわれていたミミロルさんも救出。
その後は二匹とも、無慈悲なくらいの技をお見舞いして巨大飛行機能付きロボを墜落させて...えっ、また爆発とかしてるんですけど。
『い、いくら逃げ出す為とはいえ、あの化け猫付き二人組さん達、無事じゃ済まないんじゃ...』
「げっほげぇーっほ!あーもー!何でこうなるのよー」
「折角良い材料で作ったのにー!」
『......』
「ユカ」
『ひゃっ、ふぁいっ!?』
「アイツらが、何だって?」
『いえ、何も』
めっちゃピンピンしてるとか。ススをかぶってるとはいえ、めっちゃピンピンしてるとか。
大事な事は二度言う主義です。え、何なんですか未来人って。見た目こそ私と変わらないけど、実は凄く丈夫に出来てるんですか。そうなんですか。
納得出来ない疑問は尽きないのですが。
「あっ!あなた達!工場の監視カメラに映ってた泥棒ね!待ちなさーい!」
「待ちませーん」
「逃げまーす」
「あぁ...結局はこうなるのニャ~」
最後にやな感じーと二人と一匹は声を揃えて、通り掛かった警官さんに追いかけられながら行ってしまわれました。
...。
バイクと大して変わらない速さで走れるなら、怪我とか問題無さそうですね。個人的には、バイクと速さを競える方が大問題ですけど。覆されつつある私が培ってきた常識の数々...。
『何にせよ、捕まってしばらく大人しくなるといいですね...あの人達』
「うーん...でもなぁ。ロケット団だからなぁー...」
「そうだなぁ...ロケット団だしなぁ...」
『...あの、もしかしなくても。サトシさんとタケシさんは、その方達とは長い付き合いだったり...?』
「不本意だけどなー」
『......』
「ユカ?」
『あ、いえ。何でもないです』
彼らの根拠もない回答を聞いて、その不本意なお付き合いはこの先も長く続いていくんだろうという奇妙な確信がありました。不安要素が増えてしまったこの先の冒険...。
閑話休題。
一難が去った後は、当初の目的だったミミロルさんをヒカリさんがバトルアンドゲットしまして。彼女の念願だった初ゲットを果たすことが出来ました。めでたしめでたし。