act.12
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「キューティピュアパープル…っ!?」
『……はっ?』
「キューティピュアパープル!」
…えっと。
何かなこの気違い野郎。
そもそも、聞き取れなかったから疑問符返したんじゃないから!
お前の発言が不可解だったから、思わず疑問の声が上がったんですってば。
本当に空気読めないなこの人…!
というか、何だパープルって。紫かよ。
非常に微妙。
何が微妙かって。彼の発言も、私の心持ちも何もかもが。
ところで彼の足元に散乱している食べ物達は、買い出しか何かで頼まれた物じゃないですかね…量的に。
いいんですかね…?
そうか。KYだからいいのか。そうですかそうですか…。
そんな私の心のツッコミ達は完全に置いてけぼりです。
気が付けば、空気読めないKY先輩はどんどん私に詰め寄ってきました。
「ほ、他の仲間は何処にいるんだっ!?」
『ひ…っ!』
「く、クールブルースカイ…っ!クールブルースカイは!?
いるんだろ!?いるに決まってる!」
『…っ』
「んっ?何で黙っ」
ボコォッ!
『ひぇえぇっ!?』
突然、固い音が聞こえたと認識した次の瞬間。
KY先輩の頭は、地面に埋まってました。
ななな何なんですかいきなり…っ。こんなとんでも展開望んでません!
私の平和を返して!
「や、やるな、キューティピュアパープル…っ!
愛らしい顔に似合わず、攻撃の素早さはやっぱり戦士の中でもピカイチなんだな…!」
「何厨二病な事言ってんのよアンタ。頭湧いてんの?」
「げっ。カマ…!」
「…はあ?」
「あ"」
どうやら知らぬ間に、もう一人がこの場にいらっしゃったようです。
手がげんこつの形をしている事から、きっとこの人がKY先輩を地面に埋めたんですね。
そしてKY先輩の発言は失言だった、で間違いないですよ。
彼、今にも絞め殺されそうです。
思いがけず、こんな修羅場に居合わせてしまって…。
私、疫病神にでも呪われてるんでしょうか。
「あーっ!買い出しで頼まれたヤツ、みんなぐちゃぐちゃになっちゃってるじゃない!颯えぇぇ」
「ぐえぇぇぇ」
『………』
若干空気になってますよね?今の私。
何事も無かったように、この場を後にするのは可能でしょうか。
そして願わくば、私の心に平和を。惰眠を。
思考が飛んでいると、ドサッとまた何かが落ちた音がしました。
ただ、今度はそれが食べ物ではなく…。
…。
うん。
きっと悪いのは、空気が読めなかったKY先輩だと思うよ。
だから同情はしないよ。
人が締め上げられる光景なんて、早々ないので(むしろあってたまるか)、そっちに気を取られていたのですが。
彼を締め上げていた人は、恐ろしく美人な方でした。
「ったく…空気使いの癖に、とことん空気読めないんだから!」
『………』
「ん?あぁ…そういえばアンタ、さっき颯にちょっかい出されて無かった?
一応聞いとくけど、大丈夫ー?」
『び、美人…』
「…今、何て言った?」
『は…っ』
ちょっ、よく見たらこの人、ズボン履いてるじゃないですか!
えっ、男子!?嘘っ!
そして思わずポロッと本音をこぼしてしまったこんな展開、前にもあった気がする!
それで以前、美人仮面さんの怒りを買ってしまったのはまだ記憶に新しいです。
私ってば、学習能力の無い残念な頭なんだなぁ…じゃなくて!
『ああぁの!ごごめんなさいっ。し、失礼な事言っ』
「…アンタ」
『ひょぇえぇ!?』
「私の事を美人って言ったと思うんだけど」
『ぁゎばばば、そそれはっ』
「間違いないわよね!?」
『はははいぃぃ!』
美人先輩は逃がすものかと言わんばかりに、私の両肩をわしづかみにしてガックンガックン揺らしてきました。
その時の勢いと言ったら、ただひたすら怖いの一言につきます。
そして悟りました。
私…終わった…と。
きっとKY先輩のような姿になるに違いないです。
彼が今、どんな姿になっているかは…。
これからこんな姿になるであろう私からは、恐ろしくて詳しく表現出来ません…。
あぁ、口は災いの元って本当だったんですね。
死因がKY先輩と同じだなんて、恥ずかし過ぎます。
そして美人先輩から、最終宣告が下されました。
「アンタ、いい奴じゃなーいっ!」
『…はっ?』
『……はっ?』
「キューティピュアパープル!」
…えっと。
何かなこの気違い野郎。
そもそも、聞き取れなかったから疑問符返したんじゃないから!
お前の発言が不可解だったから、思わず疑問の声が上がったんですってば。
本当に空気読めないなこの人…!
というか、何だパープルって。紫かよ。
非常に微妙。
何が微妙かって。彼の発言も、私の心持ちも何もかもが。
ところで彼の足元に散乱している食べ物達は、買い出しか何かで頼まれた物じゃないですかね…量的に。
いいんですかね…?
そうか。KYだからいいのか。そうですかそうですか…。
そんな私の心のツッコミ達は完全に置いてけぼりです。
気が付けば、空気読めないKY先輩はどんどん私に詰め寄ってきました。
「ほ、他の仲間は何処にいるんだっ!?」
『ひ…っ!』
「く、クールブルースカイ…っ!クールブルースカイは!?
いるんだろ!?いるに決まってる!」
『…っ』
「んっ?何で黙っ」
ボコォッ!
『ひぇえぇっ!?』
突然、固い音が聞こえたと認識した次の瞬間。
KY先輩の頭は、地面に埋まってました。
ななな何なんですかいきなり…っ。こんなとんでも展開望んでません!
私の平和を返して!
「や、やるな、キューティピュアパープル…っ!
愛らしい顔に似合わず、攻撃の素早さはやっぱり戦士の中でもピカイチなんだな…!」
「何厨二病な事言ってんのよアンタ。頭湧いてんの?」
「げっ。カマ…!」
「…はあ?」
「あ"」
どうやら知らぬ間に、もう一人がこの場にいらっしゃったようです。
手がげんこつの形をしている事から、きっとこの人がKY先輩を地面に埋めたんですね。
そしてKY先輩の発言は失言だった、で間違いないですよ。
彼、今にも絞め殺されそうです。
思いがけず、こんな修羅場に居合わせてしまって…。
私、疫病神にでも呪われてるんでしょうか。
「あーっ!買い出しで頼まれたヤツ、みんなぐちゃぐちゃになっちゃってるじゃない!颯えぇぇ」
「ぐえぇぇぇ」
『………』
若干空気になってますよね?今の私。
何事も無かったように、この場を後にするのは可能でしょうか。
そして願わくば、私の心に平和を。惰眠を。
思考が飛んでいると、ドサッとまた何かが落ちた音がしました。
ただ、今度はそれが食べ物ではなく…。
…。
うん。
きっと悪いのは、空気が読めなかったKY先輩だと思うよ。
だから同情はしないよ。
人が締め上げられる光景なんて、早々ないので(むしろあってたまるか)、そっちに気を取られていたのですが。
彼を締め上げていた人は、恐ろしく美人な方でした。
「ったく…空気使いの癖に、とことん空気読めないんだから!」
『………』
「ん?あぁ…そういえばアンタ、さっき颯にちょっかい出されて無かった?
一応聞いとくけど、大丈夫ー?」
『び、美人…』
「…今、何て言った?」
『は…っ』
ちょっ、よく見たらこの人、ズボン履いてるじゃないですか!
えっ、男子!?嘘っ!
そして思わずポロッと本音をこぼしてしまったこんな展開、前にもあった気がする!
それで以前、美人仮面さんの怒りを買ってしまったのはまだ記憶に新しいです。
私ってば、学習能力の無い残念な頭なんだなぁ…じゃなくて!
『ああぁの!ごごめんなさいっ。し、失礼な事言っ』
「…アンタ」
『ひょぇえぇ!?』
「私の事を美人って言ったと思うんだけど」
『ぁゎばばば、そそれはっ』
「間違いないわよね!?」
『はははいぃぃ!』
美人先輩は逃がすものかと言わんばかりに、私の両肩をわしづかみにしてガックンガックン揺らしてきました。
その時の勢いと言ったら、ただひたすら怖いの一言につきます。
そして悟りました。
私…終わった…と。
きっとKY先輩のような姿になるに違いないです。
彼が今、どんな姿になっているかは…。
これからこんな姿になるであろう私からは、恐ろしくて詳しく表現出来ません…。
あぁ、口は災いの元って本当だったんですね。
死因がKY先輩と同じだなんて、恥ずかし過ぎます。
そして美人先輩から、最終宣告が下されました。
「アンタ、いい奴じゃなーいっ!」
『…はっ?』