act.8
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♯3
「そいつを、離、せ…っ」
「やけに黒猫はこの子にこだわるじゃん。由香、だっけ?」
体が、妙にフワフワする。ついでに意識も。
誰かの、話し声がする。
…何だか、凄く眠い。頭がうまく働かない。
「そうだ。じゃぁこのお姫さまは売るの止めてやるよ。
お前が組織に来たあかつきに、ずーっと隣に置いてやるよ。…ずっと、な」
「て、めぇ…!…っ!はぁ…っ」
「棗!」
「棗君…!」
「おっと。アリスは使わない方が身のためだと思うよ、黒猫。結界のはね返しで、今相当辛いでしょ」
眠いのに、話し声が止まなくて。
開かない目を、無理やり開けてみると。目の前に、
『幼児誘拐…変態男…っ!』
おっと思わず本音が声に。
毛利レオ、でしたっけ。
目覚めてみたら、何故か彼の顔が視界いっぱいに映されました。
おまけに横抱き…いわゆる、お姫さま抱っこ、されちゃってるんですが…!?
え、何これどういう状況でしたっけか。
何だかいやに白けた空気の中、日向君が深いため息をひとつ。
「やっぱお前、緊張感切れてるのかよ…」
「棗君の言う通りね」
「ごめん由香ちゃん。流石にウチ、フォロー出来んわ」
『え、え…えぇ?佐倉さんに、正田さん?いつから…。ん?というか、ここ、何処ですか…っ』
いつの間にか、病院じゃないんですが。
明らかに緩んでしまったグダグダな空気の中、私の後ろで控え目に笑う声が聞こえました。
あのスーツを着た男の人達…病院で、毛利レオと一緒にいたような。
「レオ様が幼児誘拐…へ、変態…ぷっ」
「まぁハタから見れば、確かに言ってることは間違ってな…くくっ」
「お前らそんなに俺のアリスの餌食になりたい?」
「「すみませんでした!」」
何故でしょうか。
謝る彼らの姿に、とても親近感を覚えました。
「そいつを、離、せ…っ」
「やけに黒猫はこの子にこだわるじゃん。由香、だっけ?」
体が、妙にフワフワする。ついでに意識も。
誰かの、話し声がする。
…何だか、凄く眠い。頭がうまく働かない。
「そうだ。じゃぁこのお姫さまは売るの止めてやるよ。
お前が組織に来たあかつきに、ずーっと隣に置いてやるよ。…ずっと、な」
「て、めぇ…!…っ!はぁ…っ」
「棗!」
「棗君…!」
「おっと。アリスは使わない方が身のためだと思うよ、黒猫。結界のはね返しで、今相当辛いでしょ」
眠いのに、話し声が止まなくて。
開かない目を、無理やり開けてみると。目の前に、
『幼児誘拐…変態男…っ!』
おっと思わず本音が声に。
毛利レオ、でしたっけ。
目覚めてみたら、何故か彼の顔が視界いっぱいに映されました。
おまけに横抱き…いわゆる、お姫さま抱っこ、されちゃってるんですが…!?
え、何これどういう状況でしたっけか。
何だかいやに白けた空気の中、日向君が深いため息をひとつ。
「やっぱお前、緊張感切れてるのかよ…」
「棗君の言う通りね」
「ごめん由香ちゃん。流石にウチ、フォロー出来んわ」
『え、え…えぇ?佐倉さんに、正田さん?いつから…。ん?というか、ここ、何処ですか…っ』
いつの間にか、病院じゃないんですが。
明らかに緩んでしまったグダグダな空気の中、私の後ろで控え目に笑う声が聞こえました。
あのスーツを着た男の人達…病院で、毛利レオと一緒にいたような。
「レオ様が幼児誘拐…へ、変態…ぷっ」
「まぁハタから見れば、確かに言ってることは間違ってな…くくっ」
「お前らそんなに俺のアリスの餌食になりたい?」
「「すみませんでした!」」
何故でしょうか。
謝る彼らの姿に、とても親近感を覚えました。