act.8
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♯1
「ったく。言ったよね?僕もうイヤだからねってさぁ」
『ぅぐ…』
「………」
所変わって、早瀬由香は只今病室のベッドにいます。
…いえ。正しくは、ベッドの上で正座しております。
笑顔のまま怒りの言葉を吐き出す心読み君と(こんな時でも笑顔なのが逆に怖い)
それを何とも言えない表情で見守る乃木君に囲まれているなう、です。
皆様、察してくれたでしょうか。
文化祭の準備で、寝食をつい忘れて馬車馬がごとく働いていたら。
はい。やっぱりやらかしました。栄養失調。
点滴さん、今年もお世話になります…。
そのお見舞いで、この二人が来てくれた…訳なんですが。
「しかもなに?目覚め一番に言うことが、"苺が逃げちゃう"?はぁ?思わずあの台詞言わせてもらうよ。アンタ馬鹿ぁ?」
『うぅぅ…っ』
「こ、心読み…。それくらいにしておいた方が…早瀬、一応病人なんだし…」
『乃木君…っ!』
「…まぁ、確かに。開口一番に苺の心配するのはどうかと思うけど」
え、ちょ、乃木君?
ポツリと呟いた乃木君の言葉をきっかけに、心読み君の怒りは治まるどころか更にヒートアップ。
乃木君だけは、私の味方だと思っていたのに…!
もう誰も信じられません。
再来。渡る世間は鬼ばかりとは、この
「ねぇ、早瀬さん。
聞 い て る の ?」
『はははい!』
…いつかのように。
私にトドメを刺す、陽一君がこの場に居なくて本当によかったと。
心の中でこっそり思いながら、心読み君の怒りがしずむのを正座しながら待つのでした…。
「ったく。言ったよね?僕もうイヤだからねってさぁ」
『ぅぐ…』
「………」
所変わって、早瀬由香は只今病室のベッドにいます。
…いえ。正しくは、ベッドの上で正座しております。
笑顔のまま怒りの言葉を吐き出す心読み君と(こんな時でも笑顔なのが逆に怖い)
それを何とも言えない表情で見守る乃木君に囲まれているなう、です。
皆様、察してくれたでしょうか。
文化祭の準備で、寝食をつい忘れて馬車馬がごとく働いていたら。
はい。やっぱりやらかしました。栄養失調。
点滴さん、今年もお世話になります…。
そのお見舞いで、この二人が来てくれた…訳なんですが。
「しかもなに?目覚め一番に言うことが、"苺が逃げちゃう"?はぁ?思わずあの台詞言わせてもらうよ。アンタ馬鹿ぁ?」
『うぅぅ…っ』
「こ、心読み…。それくらいにしておいた方が…早瀬、一応病人なんだし…」
『乃木君…っ!』
「…まぁ、確かに。開口一番に苺の心配するのはどうかと思うけど」
え、ちょ、乃木君?
ポツリと呟いた乃木君の言葉をきっかけに、心読み君の怒りは治まるどころか更にヒートアップ。
乃木君だけは、私の味方だと思っていたのに…!
もう誰も信じられません。
再来。渡る世間は鬼ばかりとは、この
「ねぇ、早瀬さん。
聞 い て る の ?」
『はははい!』
…いつかのように。
私にトドメを刺す、陽一君がこの場に居なくて本当によかったと。
心の中でこっそり思いながら、心読み君の怒りがしずむのを正座しながら待つのでした…。