act.6
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♯1
「みなさん!もうすぐ文化祭シーズンがやってきますねー!」
クラス中が浮き立っている中、雷が落ちたような衝撃が私に走りました。
『文化祭…ですって…!?』
数日後…
「よーし!今日は土曜だし、午後はセントラルタウンにくりだそーぜー!!」
お小遣いの支給日。
買い物気分で、クラス中のテンションが上がっている中。
『セントラル…?セントラル…タウン…』
「!?び、ビックリした…」
「ここだけテンションがブラックホールだよね~」
「…何なんだよコイツ」
心読み君には、あははと笑い声一言で一蹴され。
生きてんのかコイツと、日向君に頭小突かれたり。
乃木君に至っては、私が声を発しただけでビックリしていたようですが。
…今の私には、どれ一つにもツッコミする元気すらないです。
「ぁ、荒れてるね…由香ちゃん」
「文化祭シーズンになると、いつも引っ張りダコだもんね…」
…衣装班。
手先が器用な方である事を理由に、このシーズンになると、いつも出し物の衣装やら小道具作りに駆り出されるんです。
(因みに今年の一番大きな仕事は、お化け屋敷の衣装及び小道具作成)
ここまでは、いち学生としては仕方のないことだとは思うんですよ。
準備には何かしら役割分担というものがありますからね。…でも
『能力別関係なく駆り出されるって、どういう事ですか…っ』
「ちょっとその書類、体質系の起案書じゃないのよ!もっと大事に扱いなさいよ!」
思わず、手にしている書類をぐしゃりと握りつぶす。
私の苦手な正田さんが、何やらキャンキャン言ったような気もしましたが。聞いてませんでした。
というか、潜在系の出し物だけでも、衣装作りがいくつあると思ってるんですか。
あの金髪フェロモン野郎…!
いつか岬先生限定でMだって、言いふらしてやる!
フツフツと怒りをつのらせていたら、誰かにポンと肩を叩かれました。
「仕方がないわよ」
『今井さん…?』
「手先が器用な子は、他にも沢山いるけれど。
早瀬さんみたいに、デザインのセンスが光る人って中々いないもの」
『(今井さんが慰めてくれた…っ?)』
「…そんな訳で。私、今年は個人出展するつもりなの」
『…はい?』
「衣装作り、頼んだわよ」
…あ、今なら魂出せそう。こう、口からポワッと。
私の只ならぬテンションをいち早く察したのか、乃木君が取り繕うようにその場をフォローしだしました。
「ぁ、あのさっ、早瀬っ!今日はみんな、セントラル行くみたいだから!
気分転換にもなるし、早瀬も一緒においでよっ」
『の、乃木君…』
あぁ、今、乃木君の背中には白い羽が見えるようです!
天使?彼は天使だったのね。
乃木君の優しさに触れて、感激している…一方で。
やけにはじけた笑顔をした心読み君が、一言。
「文化祭の買い出しもあるけどね!」
『…ぅ』
「な、泣かせてどうするんだよっ、心読み…っ」
「あははー、ごめんね、流架君」
早瀬さんって、ついいじめたくなるんだよね!
そう微笑む心読み君は、何かもう。笑う鬼だ…!
私…もう誰も信じられなくなりそうです。
うなだれていたら、突然。手加減されることなく、誰かに髪を引っ張られました。
『いたたたたた!?なな、なに…っ』
「みなさん!もうすぐ文化祭シーズンがやってきますねー!」
クラス中が浮き立っている中、雷が落ちたような衝撃が私に走りました。
『文化祭…ですって…!?』
数日後…
「よーし!今日は土曜だし、午後はセントラルタウンにくりだそーぜー!!」
お小遣いの支給日。
買い物気分で、クラス中のテンションが上がっている中。
『セントラル…?セントラル…タウン…』
「!?び、ビックリした…」
「ここだけテンションがブラックホールだよね~」
「…何なんだよコイツ」
心読み君には、あははと笑い声一言で一蹴され。
生きてんのかコイツと、日向君に頭小突かれたり。
乃木君に至っては、私が声を発しただけでビックリしていたようですが。
…今の私には、どれ一つにもツッコミする元気すらないです。
「ぁ、荒れてるね…由香ちゃん」
「文化祭シーズンになると、いつも引っ張りダコだもんね…」
…衣装班。
手先が器用な方である事を理由に、このシーズンになると、いつも出し物の衣装やら小道具作りに駆り出されるんです。
(因みに今年の一番大きな仕事は、お化け屋敷の衣装及び小道具作成)
ここまでは、いち学生としては仕方のないことだとは思うんですよ。
準備には何かしら役割分担というものがありますからね。…でも
『能力別関係なく駆り出されるって、どういう事ですか…っ』
「ちょっとその書類、体質系の起案書じゃないのよ!もっと大事に扱いなさいよ!」
思わず、手にしている書類をぐしゃりと握りつぶす。
私の苦手な正田さんが、何やらキャンキャン言ったような気もしましたが。聞いてませんでした。
というか、潜在系の出し物だけでも、衣装作りがいくつあると思ってるんですか。
あの金髪フェロモン野郎…!
いつか岬先生限定でMだって、言いふらしてやる!
フツフツと怒りをつのらせていたら、誰かにポンと肩を叩かれました。
「仕方がないわよ」
『今井さん…?』
「手先が器用な子は、他にも沢山いるけれど。
早瀬さんみたいに、デザインのセンスが光る人って中々いないもの」
『(今井さんが慰めてくれた…っ?)』
「…そんな訳で。私、今年は個人出展するつもりなの」
『…はい?』
「衣装作り、頼んだわよ」
…あ、今なら魂出せそう。こう、口からポワッと。
私の只ならぬテンションをいち早く察したのか、乃木君が取り繕うようにその場をフォローしだしました。
「ぁ、あのさっ、早瀬っ!今日はみんな、セントラル行くみたいだから!
気分転換にもなるし、早瀬も一緒においでよっ」
『の、乃木君…』
あぁ、今、乃木君の背中には白い羽が見えるようです!
天使?彼は天使だったのね。
乃木君の優しさに触れて、感激している…一方で。
やけにはじけた笑顔をした心読み君が、一言。
「文化祭の買い出しもあるけどね!」
『…ぅ』
「な、泣かせてどうするんだよっ、心読み…っ」
「あははー、ごめんね、流架君」
早瀬さんって、ついいじめたくなるんだよね!
そう微笑む心読み君は、何かもう。笑う鬼だ…!
私…もう誰も信じられなくなりそうです。
うなだれていたら、突然。手加減されることなく、誰かに髪を引っ張られました。
『いたたたたた!?なな、なに…っ』