act.5
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♯2
あの後。
ベアにお茶を入れてもらいがら、安藤先輩とゆっくりお茶を飲んで過ごしました。
どうしてまた泣いたのかとか。
何があったのか、とか。
先輩は、無理に聞いてくることはなかった。
(優しい…な。安藤先輩って)
色んな人が心配してくれているのに。優しくしてくれるのに。
それでも心の中は、いまだにずっとモヤモヤしたまま。
何でだろう。ずっと、頭から離れないんです。
あの時の、日向君の悲しそうに小さく笑った顔が。
『はぁ…気分転換に、窓でも開けますか…』
虚しく独り言を呟いて、部屋の窓を開けると。
ピーーー…
…何処からか、口笛が聞こえてきました。
空を見上げると、大きな鳥が飛んでいるのを見つけました。
更にそれには、何かがぶら下がっているのを発見。
『乃木君…?』
暗くてよく見えないな。
もっとよく見ようと、窓から身を乗り出したら。
今度は下の方から、ガサリと葉っぱが乱暴に揺れる音がしました。
『…日向君?』
「…ちっ。騒ぐな。騒いだら、殺す」
そういって突然現れた日向君の声は、心なしかいつもより覇気がない。
何故か日向君は、血なまぐさい臭いをまとっていて。
足からは、転んじゃったとかそんな言い訳が通用しないぐらいの。
血を、流していて。
『……!』
頭の何処かが、吹っ切れたような。吹っ飛んだような、気が、した。
あの後。
ベアにお茶を入れてもらいがら、安藤先輩とゆっくりお茶を飲んで過ごしました。
どうしてまた泣いたのかとか。
何があったのか、とか。
先輩は、無理に聞いてくることはなかった。
(優しい…な。安藤先輩って)
色んな人が心配してくれているのに。優しくしてくれるのに。
それでも心の中は、いまだにずっとモヤモヤしたまま。
何でだろう。ずっと、頭から離れないんです。
あの時の、日向君の悲しそうに小さく笑った顔が。
『はぁ…気分転換に、窓でも開けますか…』
虚しく独り言を呟いて、部屋の窓を開けると。
ピーーー…
…何処からか、口笛が聞こえてきました。
空を見上げると、大きな鳥が飛んでいるのを見つけました。
更にそれには、何かがぶら下がっているのを発見。
『乃木君…?』
暗くてよく見えないな。
もっとよく見ようと、窓から身を乗り出したら。
今度は下の方から、ガサリと葉っぱが乱暴に揺れる音がしました。
『…日向君?』
「…ちっ。騒ぐな。騒いだら、殺す」
そういって突然現れた日向君の声は、心なしかいつもより覇気がない。
何故か日向君は、血なまぐさい臭いをまとっていて。
足からは、転んじゃったとかそんな言い訳が通用しないぐらいの。
血を、流していて。
『……!』
頭の何処かが、吹っ切れたような。吹っ飛んだような、気が、した。