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私知ってる。
悲しいような、困ったようなあの笑顔。
心の中では、守りたい人を想ってるの。
そして自分を殺してる。守りたい誰かの為に。
そして日向君も誰かの為に、何か重い物を、いっぱい抱え込んでる。
いつも一緒にいる乃木君にですら打ち明けられない、何かを。
…そう、気付いてしまった。
何が天才よ何がアリスよ。くそくらえ。
天才の能力が私にも備わってるって言うなら、もうあんな苦しそうな笑顔浮かべるの止めさせてよ。助けてあげてよ。
『オトウサン』
昔…あんな笑顔を浮かべてずっと私の側にいてくれた人の名前を呼んで。
昔から変わらない自分の無力さに、ひとり、声を上げて、泣いた。