act.1
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*
只今鳴海先生は、岬先生によってその場で正座させられ、絶賛説教中です。
私もそれを横目で聞いていました。
…何故か一緒に正座しながら。
先程から終わりを見せないガミガミ声に、少し耳を傾けてみました。
「大体お前は(以下略)!どうしてお前はいつもそう(以下略)!なんでお前は(以下略)!」
…岬先生は、日頃から鳴海先生によって相当のストレスを受けている模様です。
何かもう言ってることが、空が青いのも地球が丸いのもお前のせいだってレベルですこれは。
というかそもそも、何で花だんの花追っかけたら、鳴海先生の説教に付き合うハメになるんでしょうか。
私は関係なくね!?
…とは言えないです。はい。逆鱗のとばっちりは食いたくありません。
一斉を風びした、かの芸人のようにこのまま右から左へと受け流しま…
「その子のクラスで育ててる花の中に、俺が育てていた花を混じらせておいたのもお前の仕業か!?」
『岬先生ちょっとその話は詳しくお聞かせ願いたいので、ハイライトばりに説明を…。
え…?何あれ』
説明をしてもらおうと思った瞬間、視界の端に変なものが横切りました。
私のその声に、鳴海先生がいち早く反応します。
…えぇ。いち早くな。
「えー?何なにどうしたの由香ちゃーん」
「鳴海!お前ちゃんと反省してるのか!?そもそも、聞いてんのか!」
『岬先生、あの、あそこに』
「何だ!?」
『ぅひっ!?ごごご、ごめんなさいごめんなさい!』
完全にとばっちりを受けた私は、思わず奇声を上げてしまいました。
これはもう、空が青いのも地球が丸いのも、きっと鳴海先生が悪いに違いない。
「まぁまぁ、岬先生そんなにカッカッしないで~っ。ちょっと、あれ見てみてよ」
『「………」』
…鳴海先生のその言葉に、はらわたが煮えくり返るようなやるせない思いを抱いたのは、きっと私だけではないでしょう。
そんな鳴海先生があれと言って指を指した先は、空。