本日二度目の絶叫です。
その理由は以下の通り。

岬先生が今だ地べたに這っている私に、手を差し伸べようと近付く。
↓
吹っ飛んだ眼鏡の真上に岬先生の足が降りてくる。
↓
これ以上文章で明確にすると、私本気で立ち上がれそうにない。



「すまない！まさか眼鏡がこんな所に置いてあるとは…！
だ、大丈夫だ。落ち着け。
こういうのはフレームを少し曲がった逆の方向に力を加えれば大抵…はっ！」



足をどかしてみれば。
相当その地点に重力がかかったのでしょうね。

フレームは既に眼鏡の形を成しておらず、重要な役目を担うレンズは、塵と化すほどに粉々に…。

あ、私、死んだ。



「だだ、大丈夫だ！大丈夫だぞ！
この場では少ーし直すのは難しいが、店に行けばきっとすぐに直るに違いない！
修理代も俺が払う！だから頼む！
戻って来てくれ！」



後で岬先生から聞いた話によると。

あの時、どんなに声を掛けても、激しく揺さぶっても。

私は右手を伸ばしたまま固まったままで、微動だにせず。
そして、ここではない何処か遠い所を見るような目をしていたとか…。