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今になって気付いたのですが。この温室、変な音が鳴ってます。
サイレン…警報?みたいな。
…何で?
奇妙な違和感を拭えずにいると。
あー。何だか遠くから足音が聞こえるなー、と思った刹那。
「なるみぃー!お前また懲りもせずムチ豆盗みやがってー!!」
『きゃわわわわぁー!?』
「おまけに、使用済みになったからって、どうしてご丁寧に元の場所にそっと戻す!?植物はもっと大事にしろ…っ!…って。ん?」
『み…みみ、岬先生…!?』
温室の扉が再び物凄い勢いで開き、鬼のような形相をした岬先生が登場です。
私はびっくりしたあまり…転んだ(我ながら鈍くさい)
一体全体どういう転び方をしたか、自分でも分からないけど。
ついでに眼鏡も吹っ飛んでしまいました。
「侵入者は、君か?見た所初等部の生徒のようだが」
『え』
あのサイレンみたいな音って、まさか侵入者を感知するようのあれでした!?
や、やばい!
ここは洗いざらい自供してしまって!泣き落として侵入した件をチャラにしてもらわければ…さもなくば、目立つ!
『ご、ごめんなさい!悪気は無かったんです!
あの、クラスで育ててる花壇の花がいっぴ…いえ一本が突然走り出してしまってっ。それで、ここまで来たんです!』
「花壇の花…?………」
『うぅっ…ぐすっ。突然お花が一本いなくなったら、皆びっくりするでしょう?
だから私、追い掛けて、戻ってもらおうと…?あ、あの…せん、せ?』