act.13
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少し意識が飛んでいた私は、誰かに揺さぶり起こされました。
予想外の出来事に、私どころか皆さんも驚きです。安否確認したりと、さっきとはまた違った緊張感で周りはザワザワしています。
「...早瀬さん!」
『うぁっ!ビビックリした...っ』
「こっちの台詞よ!全く...受け身も取れない位に、鈍くさい子だとは思わなかったわ!」
『私、反射神経の方はどうにも...ん?もしかして、私を突き飛ばしてくれたのって...』
「何よ!悪かったわね、乱暴で!」
そう言って正田さんは、プイッとそっぽを向いてしまいました。
突然のアクシデントに、彼女も驚いたんでしょうか。
腰が抜けてしまったのか、まだ床に座り込んだまま動こうとしません。
それでも身を呈して庇ってくれた事実に、胸が暖かくなりました。
『正田さん』
「何よ」
『ありがとう、です』
「...ふん」
まだ少し不機嫌そうな表情だはありますが、正田さんは私が差し出した手をしっかりとつかんでくれました。
そして、立ち上がろうと...?
『え...?』