act.13
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#1
『先輩。狩人役の衣装最終チェック終わりましたっ。あと正田さんのチェックが終わってないんですけど、何処に...?』
「あー...。さっき袖の方で、役作りとか言ってふんぞり返ってるの見たよ」
『...行ってきマス』
ぶっちゃけそういう態度は、正田さんにとっては日常茶飯事じゃねぇかと思いましたが。
私の度胸では確実に突っ込める訳がないので、スルーします。というか、今死ぬほど忙しい。
アリス祭三日目。
私こと早瀬由香は今現在、体質系が行うミュージカルの準備に駆り出されています。
「ごめんね、由香ちゃん。本当なら衣装作成の助っ人だったのに、こんなことまで手伝わせちゃって...」
『え、そんな、先輩が謝ることじゃないですよっ』
むしろこのミュージカルの、奇抜な衣装が普段着の総監督。
お前が詫びろ。
ちょっと懐かしい某マンガの、某猫キャラの台詞を借りるならば。
敢えて死ねとは言わない。
地獄に堕ちろ。
むしろ今すぐに堕ちてしまえばいいと悪態を吐いていたら、とある一角がやたら賑やかになりました。
「うわーっ」
「白雪姫やーっ!」
「来るなって言っただろーっ!!」
何故か佐倉さんを初めとする、クラスメイトの方々が何人か。そしてその傍らには、鳴海先生がいました。
...。
野郎...。
本番前に、なに油売ってるんだアイツ。
地獄へと確実に堕とすには、私が殺るっきゃないと思っていたら。
スパーンとかなり良い音で、頭を叩かれました。痛い。
振り向くと、険しい顔をした正田さんが仁王立ちしてました。
その手には、まるでハリセン代わりと言わんばかりに握りしめられていた台本が。
本人に直接訴えるのは怖いので、もう一度心の中で言います。痛い。
『先輩。狩人役の衣装最終チェック終わりましたっ。あと正田さんのチェックが終わってないんですけど、何処に...?』
「あー...。さっき袖の方で、役作りとか言ってふんぞり返ってるの見たよ」
『...行ってきマス』
ぶっちゃけそういう態度は、正田さんにとっては日常茶飯事じゃねぇかと思いましたが。
私の度胸では確実に突っ込める訳がないので、スルーします。というか、今死ぬほど忙しい。
アリス祭三日目。
私こと早瀬由香は今現在、体質系が行うミュージカルの準備に駆り出されています。
「ごめんね、由香ちゃん。本当なら衣装作成の助っ人だったのに、こんなことまで手伝わせちゃって...」
『え、そんな、先輩が謝ることじゃないですよっ』
むしろこのミュージカルの、奇抜な衣装が普段着の総監督。
お前が詫びろ。
ちょっと懐かしい某マンガの、某猫キャラの台詞を借りるならば。
敢えて死ねとは言わない。
地獄に堕ちろ。
むしろ今すぐに堕ちてしまえばいいと悪態を吐いていたら、とある一角がやたら賑やかになりました。
「うわーっ」
「白雪姫やーっ!」
「来るなって言っただろーっ!!」
何故か佐倉さんを初めとする、クラスメイトの方々が何人か。そしてその傍らには、鳴海先生がいました。
...。
野郎...。
本番前に、なに油売ってるんだアイツ。
地獄へと確実に堕とすには、私が殺るっきゃないと思っていたら。
スパーンとかなり良い音で、頭を叩かれました。痛い。
振り向くと、険しい顔をした正田さんが仁王立ちしてました。
その手には、まるでハリセン代わりと言わんばかりに握りしめられていた台本が。
本人に直接訴えるのは怖いので、もう一度心の中で言います。痛い。