act.12
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「っぎゃーーーっ!!!」
…佐倉さんの悲鳴は、もう断末魔のようです。
壁からはみ出している、いかにもおどろおどろしい作品に驚いたんでしょうね。
確か死霊や怨念がテーマの超力作だそうで。
ここまで大絶賛…いえ。大絶叫されたら本望でしょう。
お化け屋敷を作った方々は。
あぁ、その一人は私でしたね。
もうここまでリアクションしてくれて、思わず涙が出ちゃいそうですよ。
そして切実に帰りたい。
何て冷静に見ているのは、ここまででした。
『ぅわ…っ!』
恐怖の臨界点が既に突破している佐倉さんは、もうテンパりまくりです。
彼女の命がけと言っても過言ではないそのリアクションに、運悪く巻き込まれてしまいまして。
地面とこんにちはです。
折角二次被害避けてたのに…。
果てしなく鈍くさい、繋がっているかも疑わしい自分の反射神経に、乾杯。
「早瀬っ?大丈夫…」
私が派手にすっ転んだ姿を見てしまったのか、乃木君が慌てて駆け寄って声を掛けてくれました。
けれどそれは、最後まで続く事はありませんでした。
何故ならば。
ガシャアァァァン!!
「ぎゃーっ!閉じ込められたー…!」
壁がまるでシャッターのように、唐突に降りてきたんです。
非常にけたたましい音を立てて。
…私の真後ろに。
「……」
『……あ』
あっぶなっ!
もう少し私の立ち位置がずれてたら、圧死する所だったじゃないですか!
シャレにならない出来事に、隣にいた乃木君も真っ青ですよ!
そして追い討ちを掛けるような、トドメの出来事が起こりました。
『え…っ!?』
「あれ…電気が消えちゃった」
『そんな演出、打ち合わせでは無かった筈だけど…』
「じゃぁ…停電?」
…マジですか。
…佐倉さんの悲鳴は、もう断末魔のようです。
壁からはみ出している、いかにもおどろおどろしい作品に驚いたんでしょうね。
確か死霊や怨念がテーマの超力作だそうで。
ここまで大絶賛…いえ。大絶叫されたら本望でしょう。
お化け屋敷を作った方々は。
あぁ、その一人は私でしたね。
もうここまでリアクションしてくれて、思わず涙が出ちゃいそうですよ。
そして切実に帰りたい。
何て冷静に見ているのは、ここまででした。
『ぅわ…っ!』
恐怖の臨界点が既に突破している佐倉さんは、もうテンパりまくりです。
彼女の命がけと言っても過言ではないそのリアクションに、運悪く巻き込まれてしまいまして。
地面とこんにちはです。
折角二次被害避けてたのに…。
果てしなく鈍くさい、繋がっているかも疑わしい自分の反射神経に、乾杯。
「早瀬っ?大丈夫…」
私が派手にすっ転んだ姿を見てしまったのか、乃木君が慌てて駆け寄って声を掛けてくれました。
けれどそれは、最後まで続く事はありませんでした。
何故ならば。
ガシャアァァァン!!
「ぎゃーっ!閉じ込められたー…!」
壁がまるでシャッターのように、唐突に降りてきたんです。
非常にけたたましい音を立てて。
…私の真後ろに。
「……」
『……あ』
あっぶなっ!
もう少し私の立ち位置がずれてたら、圧死する所だったじゃないですか!
シャレにならない出来事に、隣にいた乃木君も真っ青ですよ!
そして追い討ちを掛けるような、トドメの出来事が起こりました。
『え…っ!?』
「あれ…電気が消えちゃった」
『そんな演出、打ち合わせでは無かった筈だけど…』
「じゃぁ…停電?」
…マジですか。