act.12
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♯2
由香ちゃんーっ!こんなタイミングで出会えるなんて…っ。
ここで会ったが百年目やー!
え?コトワザの使い方が違うん?まぁ細かいことはえぇねん!
それよりも、聞いてや由香ちゃん!
昨日、由香ちゃんも特力のRPGにいたから知っとるやろ?
ウチは可哀相なことに、棗の下僕になってしまったんやー!
うぅ…っ。首輪まで繋がれて、パシり扱いようと言ったらもう…。
ちょぉ、棗!余計なこと言わんといて!
とにかくや!
優しいやさしい由香ちゃんなら、こんなに可哀相なウチを見捨てんハズや!
一生のお願いやーっ!
ウチにはもうこんな理不尽耐えられん~…っ!
「コケーッ!」
『………ぴよ』
「早瀬…」
結論から言いましょう。
とばっちり食らいました。
冒頭の佐倉さんのマシンガントーク。
それによって、見事にブチ切れた日向君。
そして口がくちばしに変化してしまうという、笑えないビスケットを全力投球。
(うるさいアイツを黙らせちゃえ!が、コンセプトらしいです)
何故だか、私にもそれが命中しました。
これぞまさしく、とんだ流れ弾。
な、何で私まで…。
その恐ろしいアイテムには、低確率でひよこの鳴き声になっちゃうビスケットがあるそうです。
…そんな所で無駄に運使うなよ。私。
非常に微妙な方向ではありますが。
私を哀れんでくれた乃木君が、そんな裏話をして日向君の気を逸らしてくれていました。
「おい、バカその2」
『…ぴよ?』
「…腹立つ。燃やしてぇ」
『びっ!?』
「ちょっ、棗、落ち着いて!
そういうビスケット食べさせたんだから、仕方ないって…!」
乃木君の言う通りです!
何たる理不尽ですか!
返事の仕方がムカついたから、その結論に至ったんでしょうけど。
そもそも、その原因作ったのはあなたですからね!?
…怖いから言えませんけど!
「ちっ…まぁいい。
バカその1よりはアホじゃねぇだろ。流石にこれ以上は、わずらわしい真似はしねーよなぁ?」
『ぴ…っ!』
つまり日向君は、こういう事を仰っているのだと思われます。
佐倉さんの興奮を鎮めるために、私が生け贄…いえ。
つまり、一緒に付いて来いと。
日向君の言いようは、イエス以外の返答は許さないと言わんばかりの威圧感です。
何だか自分可哀相だとつい思ってしまうぐらいに、先程からとばっちりの連続ですね。
どうやら私の厄日は、まだまだ終わりを見せてくれないようです…。
グッバイ。束の間の平和な時間。
特力RPGでランプの魔人なんてやってすらいないのに。
この日、早瀬由香は日向棗君の下僕その2になりました。
由香ちゃんーっ!こんなタイミングで出会えるなんて…っ。
ここで会ったが百年目やー!
え?コトワザの使い方が違うん?まぁ細かいことはえぇねん!
それよりも、聞いてや由香ちゃん!
昨日、由香ちゃんも特力のRPGにいたから知っとるやろ?
ウチは可哀相なことに、棗の下僕になってしまったんやー!
うぅ…っ。首輪まで繋がれて、パシり扱いようと言ったらもう…。
ちょぉ、棗!余計なこと言わんといて!
とにかくや!
優しいやさしい由香ちゃんなら、こんなに可哀相なウチを見捨てんハズや!
一生のお願いやーっ!
ウチにはもうこんな理不尽耐えられん~…っ!
*
「コケーッ!」
『………ぴよ』
「早瀬…」
結論から言いましょう。
とばっちり食らいました。
冒頭の佐倉さんのマシンガントーク。
それによって、見事にブチ切れた日向君。
そして口がくちばしに変化してしまうという、笑えないビスケットを全力投球。
(うるさいアイツを黙らせちゃえ!が、コンセプトらしいです)
何故だか、私にもそれが命中しました。
これぞまさしく、とんだ流れ弾。
な、何で私まで…。
その恐ろしいアイテムには、低確率でひよこの鳴き声になっちゃうビスケットがあるそうです。
…そんな所で無駄に運使うなよ。私。
非常に微妙な方向ではありますが。
私を哀れんでくれた乃木君が、そんな裏話をして日向君の気を逸らしてくれていました。
「おい、バカその2」
『…ぴよ?』
「…腹立つ。燃やしてぇ」
『びっ!?』
「ちょっ、棗、落ち着いて!
そういうビスケット食べさせたんだから、仕方ないって…!」
乃木君の言う通りです!
何たる理不尽ですか!
返事の仕方がムカついたから、その結論に至ったんでしょうけど。
そもそも、その原因作ったのはあなたですからね!?
…怖いから言えませんけど!
「ちっ…まぁいい。
バカその1よりはアホじゃねぇだろ。流石にこれ以上は、わずらわしい真似はしねーよなぁ?」
『ぴ…っ!』
つまり日向君は、こういう事を仰っているのだと思われます。
佐倉さんの興奮を鎮めるために、私が生け贄…いえ。
つまり、一緒に付いて来いと。
日向君の言いようは、イエス以外の返答は許さないと言わんばかりの威圧感です。
何だか自分可哀相だとつい思ってしまうぐらいに、先程からとばっちりの連続ですね。
どうやら私の厄日は、まだまだ終わりを見せてくれないようです…。
グッバイ。束の間の平和な時間。
特力RPGでランプの魔人なんてやってすらいないのに。
この日、早瀬由香は日向棗君の下僕その2になりました。