※走れバイト戦士よの「8」続き





ガンッ………



「ひ…ひぃ…！」



後ろから話を聞いていたオクタヴィネルの双子の片割れに一人は頭を持ち上げられて投げ飛ばされる
もう一人は反撃しようとして腹を殴られて蹴り倒される
床に座り込みながら、足で距離を取るが段々と近づいてくる
無言で睨みつけてくる目は、どう殺してやろうかと訴えてくる





「わ…悪かった……！で、出来心だったんだ……」



聞く耳なんて持ってくれずに、コツコツと靴音が近づいてくる
四つん這いになって逃げようとしたが遅かった






「………がっ…」

「……生きて帰れると思ってるんですか？」





腹を蹴られて、壁にまで飛んでいく
追い討ちをかけるようにうつ伏せになってた腹に足が乗せられる





「……こんなことじゃ治りませんね…」

「ひ…ひぃ…！助けてくれ…！な、なんでもする……」





命乞いが効いたのか、足は下ろされた
と思っていたが、頭を掴まれて顔を覗かれる





「海に捨てられるのと、貴方の寮の前に埋められるのどちらがいいですか？」

「や…やだ…！やめてくれ…！」





「選ばせてあげますよ」





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