いっぱい食べる君が好き
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パクッ…
もぐもぐ…もぐもぐ…
『ジェイド先輩って沢山食べますよね』
「燃費が悪いもので…」
モストロ・ラウンジでバイト中
休憩が被ったジェイド先輩と賄いを一緒に食べている
今日はフロイド先輩お手製のエビピラフとフライドチキンが2個と少し豪華だ
骨のついていないフライドチキンを食べながら、ピラフの乗ったスプーンを口に入れるのを止めないジェイド先輩を見る
私のピラフの2倍はある山盛りのお皿が二つあったのに、一皿はすでに完食されていて凄まじい食べっぷりだ
『体が大きいから食べる量も多いですね』
「フロイドはここまで食べませんけどね…つい食べちゃうんです」
幸せそうに沢山食べる姿は見ているこちらも気持ちがいい
私のもう一つのフライドチキンを食べますか?と聞くとパァッと明るく見つめてきたが、直ぐにハッとした顔をする
「いえ…それはユウさんのフライドチキンなので…」
『僕はお腹いっぱいなので、いいですよ』
「では…お言葉に甘えて…」
キラキラとした目をしながらフォークでフライドチキンを刺して噛り付くジェイド先輩
味わいながらピラフを口に入れてもぐもぐと口一杯に頬張る
『食べる事が好きなんですね』
「ガツガツと食べてる姿を見られるのはお恥ずかしいです…」
スプーンを止めて手で口を押さえて恥ずかしそうにする
『僕は好きですよ。いっぱいご飯を食べてるジェイド先輩』
「え…?」
『見ている僕も幸せになれて、ジェイド先輩もお腹いっぱい食べて幸せになれて一石二鳥ですね』
そう言って微笑むとジェイド先輩は驚いた顔をした後にスプーンを手から落としてしまった
落ちたスプーンはお皿の上に落ちてカランと高い音を立てる
片手で顔を押さえて隠しているが、耳が真っ赤になっているのがわかる
『今度、エース達と一緒に行ったピザ食べ放題のお店に行きませんか?』
「……僕で良ければ」
そう言って、顔を押さえていた手はグラスを取り水を飲む