嫉妬
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部屋に入ると明かりもつけないまま、ベットの縁に座らされ、肩を掴まれてそのまま真剣な顔をしてこちらを見てくる
『あの……ジェイドさん…?』
「……あなたは… ユウさんは、僕が嫉妬していないと思っているのですか…?」
肩を掴む手に力が強くなった
ただ見つめられているだけなのに、何故か真剣な顔が少し怖く感じた
『…いつも、エースやデュースと話していても何も言わないじゃないですか…』
「言って欲しいですか?」
『…えっ?』
「僕に嫉妬して欲しいですか?」
そう話しながら私の肩を押して、私は後ろのベッドに倒れ込んだ
その上にジェイドさんが馬乗りになり、押し倒されている状態になった
「僕はユウさんが思うほど紳士的では無いですし、いつも嫉妬しておりますよ」
『…ジェイドさん?』
「男の嫉妬は見苦しいと思い、出していないだけで本当は他の男に何処も…ユウさんを触られたく無い」
「この手も、顔も、声も…僕が独り占めしたいんです」
そう言いながら手の甲から胸の下、首筋に向けて撫でるように指を滑らせていく。
首筋に到達して頬に手を添えられて、キスをするのではないかと言う距離にまで顔が近づいてきた。
オッドアイの金色の瞳は私の瞳の奥をじっと見つめてくるように、獲物を狙う捕食者の様な目で見てきた。
『……されたいです…』
「……?」
『……わ、私もジェイドさんに嫉妬されたいですよ…』
「………。」
絞り出すかの様な声で呟いた
恥ずかしくてちゃんとは見れないが、ジェイドさんの瞳が大きく開いて驚く様な顔をみせた
『実はちょっと心配だったんです…さっきも、フロイドさんに抱っこされてもジェイドさんは何も言わないのではないかと……私なら大丈夫なんて思われてるんじゃないかって…』
「………。」
『だから…嫉妬してください……私だけを見てください……』
「……はぁ……可愛すぎるのも、困り物ですね……」
私はジェイドさんの首の後ろに手を回して、そのまま引き寄せる様に抱きつく
自分の心臓がバクバクと破裂しそうな程鼓動を打っているのがよく分かる
それと同時に密着しているジェイドさんの鼓動も早いことに気づいた
ジェイドさんは抱きしめながら私の頭の後ろに手を回し、もう片方の手で私の髪をサラサラと撫でた
「…そういえば、フロイドに言われましたね。自分のものと書いておかないと取られてしまうと…」
『………あっ…」
そう言うと、顔を上げて私の顔を横に向けて髪を耳にかけて首筋を晒された
髪がなくなり冷たい空気が首筋にあたる
そして、首筋に軽くキスをした
味を見るかの様に舐められた
彼のギザギザの歯が私の首筋を甘噛みした
甘噛みだが、尖った歯が少し痛い程度に刺さる
この歯に全力で噛まれたら、きっとそのまま私の首を食べてしまうかもしれない
噛み終えたら、噛んだ場所に手が触れて大事な物を触るかの様に撫でられた
「これでユウさんは、僕のものだって分かりますね」
「僕は誰にもユウさんを撮られたくないですもの」
顔を正面に戻されてから、キスの雨が降ってきた
おでこ、目蓋、鼻、頬の順にキスをされて最後に唇にも触れるだけのキスをした
『……もっと…して欲しい……です』
「………あまり可愛すぎると部屋から出したく無くなっちゃいますね………。」
また触れるだけのキスをした
角度を変えて何度もキスをしてきた
そして彼の舌が唇を舐めてきて、私は少し唇を開くと隙間から舌を侵入させた
歯を舐める様に、舌を絡める様に、深く、深く…
溶けて無くなってしまいそうだ…