嫉妬
お名前設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
彼はいつもニコニコしている
兄弟のフロイドさんやアズールさんと喋っている時、恋人の私と一緒にいる時
優しい紳士的な笑顔をしているから、怒っている顔を見たことがない
モストロ・ラウンジで閉店作業が終わり、アズールさんとジェイドさんは今日の売り上げの計算などをVIPルームでしていた
それが終わるまで客席でフロイドさんと話をしながら待っていた
「小エビちゃん、ジェイドに嫉妬とかされたことあるの?」
そう言われると、この学園で唯一の女子の私と付き合っているジェイドさんが嫉妬している所を見たことがない
いつもエースやデュース、兄弟のフロイドさんと話していても何も言わずにニコニコとしている
『いや…そんな素振り見せてきたことないですね…』
「…ふーん…俺だったら他の男と喋っているだけでも嫉妬して絞めちゃうな」
『うーん…余裕があるのですかね』
そんな事を考えながら話していたら、フロイドさんは閃いた顔をして私の両脇に手を入れて私を持ち上げて足の間に入れて顎を頭の上に乗せてきた
『何するんですか!?』
「え〜ジェイドがこれを見たらどんな反応するか気になるじゃん」
そう言いながら私の髪を指に絡めてクルクルしながら遊び始めた
ジェイドさんと双子なだけあって大変整った顔が近くにあってすごく恥ずかしい
抵抗しようにも髪で遊んでない方の腕でお腹を抱かれていて、身動きが取れない
『たぶん、ジェイドさん何も反応しないと思いますよ?』
「ジェイド意外にむっつりだから絶対なにかある「フロイド、何をしてるんですか?」」
そんな話をしていたら、作業が終わったであろうジェイドさんがこちらに向かってきた
案の定いつものニコニコとした笑顔だったが、私とフロイドさんを引き剥がすように腕を引かれて、彼の胸の中に収まった
「フロイド、あまりユウさんをいじめないでください」
「だってジェイドが嫉妬する所を俺も小エビちゃんも見てみたかったし。それに…ちゃんと自分のものって書いておかないと誰かに取られるよ」
「……それは困りますね…アドバイスありがとうございます」
私を挟んで会話をしているが、ジェイドさんはいつもの笑顔のはずなのに何故か少し怖いオーラを出していた
少し強く手を引かれてながらジェイドさんと寮へと向かっていった
ソファに座っていたフロイドさんはこちらに手を振っていた