9
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「コイツがいた4年間。全部テニス部のドリンクも夢姫が作ってたしタオルも洗って畳んで出してたのは夢姫だ。応急セットを毎回ちゃんと用意していたのも全部夢姫だ」
「嘘、だろ…」
「嘘じゃねぇ。あの4年間夢姫はずっと手が荒れていたからな」
「…っ」
ちゃんと、そこまで見てくれていたんだね?跡部君
「具合が悪くても来ていたのは、俺達が練習をしていたからだ」
「!?」
「こいつらがないことないこと言っていても俺はお前たちなら夢姫を信じると思っていた。だから何も言わなかった」
「そんな」
「クソクソ!」
「その結果の答えがコレなんじゃねぇのか?」
「せやなぁ。もうちっと信じてやれば、夢姫も傷つかんと済んだなぁ。あの合宿所でいつも俺達には笑顔を見せる夢姫が泣きわめくくらいに、あの時の俺達しか信じないくらいにはお前たちも信じて貰えてたんとちゃう?」
「修ちゃん?」
「俺達はな夢姫の兄貴や。だからこそ夢姫の希望通りにも出来ん事もある、だけどなぁ?」
お兄ちゃんの方を見た修ちゃんは
「俺達が許しても、ツキは許さへんよ?」
「!?」
「立海を進めたんも毛利がおるからだけやない。夢姫が心許せる人物がおる学校だったからや」
「!?」