2
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
バスの中から降りて来たお兄ちゃん、修ちゃんを覗いた9人
「勘弁しろし」
「一生の別れでもないでしょう」
大曲先輩に君島先輩まで
「夢姫」
「お兄ちゃ…」
「大丈夫だ。さして問題はない。毛利が俺のダブルスパートナーと言うだけで行くだけだ。寂しいのなら合宿所に来て種ヶ島と一緒にいればいい」
「うん」
頭をポンとやってからバスに乗り込んでいったお兄ちゃんたち
「行ってらっしゃい」
その声が届くことはない。
「お前さん、こんな所でしかも何もない場所をなんで見てるんじゃ」
え?
「ニ、オウくん…だっけ」
「その言い方止めんしゃい。俺は仁王雅治じゃき。まーくんって呼びんしゃい」
「ま、まーくん…?」
「いいのぉ。そう言う風に呼ばれるんも」
へ、へぇ
そう言うもんなのかなぁ?氷帝ではそんなことなかったし
バスの行ってしまった方からクラスに戻ると教室全体でガヤガヤしていて
「どうしたんじゃ」
「あぁ。毛利先輩がまた駆り出されたらしい」
そう言った糸目の男の子
「そうなんか」
「あぁ」
でもどうせすぐに戻ってくる。いつもお兄ちゃんたちはそうやって早く終わらせて戻ってきてくれる
「そう言えば…」
「どうした」
「さっき大家正門で、なんかいろんな人たちと話してなかった?」
「見てたの?」
「見えてるの。ここから特に」
窓側に行くと確かに正門が見える
「なるほど。ここからなら見えるわけだ」
なのに、まーくんはあそこまで来たわけだ
「でも、随分と大人な人のようにも見えたけどね」
まぁ、あなた方よりは年上ですからね?確実に。それでもあの合宿所で彼らより上にいる人間は見たことがない。
「確実に大人だよ。だって会った人たち毛利先輩以外はみんな。高校を出てる人たちなんだから」
そう言った瞬間驚かれてしまった
「だけど、あの人たちは破格的に強い人たちだもん。いろんな遠征に駆り出されるよ。
あたしは、あの人たち以上に強い人たちを見たことなんてない」
そこまで言うと
糸目の男の子が関心を持ったようにほぉっと言った