2
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「なら、こうしようか」
そう言ったユキムラ君の後ろにはとても黒いものが見えていて
「ほぉ」
「お前さんもやるのぉ」
「何が」
「魔王、幸村が降臨しておるゼヨ」
魔王…?
「夏休み明けに全国大会があるんだ」
「へぇ。それで?」
「そしてその前には修学旅行がある」
そう言えばそうですね
「それまでに大家が俺達の誰かに捕まったら、マネージャーをしてもらう。だけど捕まえられなかったらその時は諦めるよ」
「諦めてくれるんだ?」
「あぁ」
「じゃあ、捕まえられないね?」
「何?」
「悪いけど毛利先輩は、あたしを捕まえるなんてことしないから」
ずっと一緒にあの合宿所にいたから分かることだ
「どう言うことだい?」
「そのままの意味」
そう言った時、顔を見合わせたテニス部。
「さて」
「大家忘れていないか?」
「何を」
「お前が俺達と同じクラスだということを」
そうだった。こいつらと同じクラスだった。しかも赤髪君に関しては席が隣だ!
「ヤバ」
「忘れていたな」
「おいおい」
「マジかよぃ」
「最悪…」
ブーブーとマナーモードにしていたスマホが着信を知らせて来たと思ったらサブちゃんで
「なるほど」
「?」
「何がなるほどだというんだ」
「すぐに分かるよ」
「何?」
今日の今日で会えるとは思いもしなかったけどU-17の上位10人
「さてと。本当に行くから」
そう言って裏庭を後にしたあたしは校門前に行くと、すでに支度を終えていたらしいサブちゃんの姿
「行ってくるさかい」
「うん。行っちゃうんだね」
「すぐ戻ってくる。そんなしょげるな」
「な!?しょげてないし!」
本当は寂しいけど。行って欲しくない。行かないでって言いたいけどサブちゃんもプレーヤーの1人だから
「種ヶ島さんも残ってるみたいやしなぁ」
「修ちゃんが行かないのは、今に始まった事じゃないもん」
そんなことを言っていると、着いた大きなバス