1
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ツキさんからの伝言忘れ取ったわ」
あたしの渡したサンドイッチを食べきったらしいサブちゃんが思い出したようにお兄ちゃんの名前を出した
「なにー?」
「"ゴールデンウィーク"は空けておけ。だってさ」
ゴールデンウィーク…ねぇ
「分かった」
あたしもお弁当を食べ終わり、サブちゃんと一緒に立ち上がるとさっさと行ってしまったサブちゃん。置いて行かないで欲しかったよ。この人数に
「のぉ」
「な、なに」
「何で今日の今日で、"テニス部"の人間とそんなに仲がいいんじゃ」
「そ、んなこと、ないと思うけど」
「確かに。たまたまじゃねぇの?」
「それもありうるかもしれんが」
「いや。あながち間違いではないだろう」
「どう言うことだい?蓮二」
「大家満智。毛利先輩とは共通の知り合いがいて、顔見知りと言った所だろう」
共通の、知り合い…ねぇ
お兄ちゃんのダブルスパートナーとは言えないしね
「まぁ」
「大家」
「何?」
「そう警戒しなくても」
警戒しないに越したことはない。けど嫌な予感というのは当たるもので
「テニス部のマネージャーになってはくれないだろうか」
「………は?」
何で、いきなりマネージャー?
「お前であれば、他の女子生徒のようにミーハーな気持ちではしない。だろう?」
そりゃああの合宿所に行けば、そんなこと言っていられなかったし
でも、それでもあたしの答えは決まっているから
「無理。やらないやるつもりもない」
朝、同じ答えを言った気がするんだけどなぁ
「柳の誘いを断るとは」
「珍しい方もいるものですね」
「あぁ」
「入らないものは入らないよ」
「では、長期戦で行くとしよう」
は?
「毛利先輩にも、話してみますか!?」
「それもいい案だ赤也」
よっしゃあと叫んだのはキリハラと言われた男の子
「先輩が賛成しようがしまいが、あたしには関係ないですから」
「そう言わないで」
そう言わないで。と言われても