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コートを見ると、汗ダクダクになっている立海の皆。
「では次、青学入って来い」
へ?一気に立海をするんじゃないの?
「面白い考えのようだ。U-17」
「え?」
「こちらの話だ」
そっか
「そうしょげるな。越智」
「え?」
「面白いというのは同じタイプでも戦略が違うことの事だ。俺があくと兄さんと当たるということはデータテニスのぶつけ合いになるということだ」
「??」
「分かっていないな」
「のぉ、参謀」
「何だ、仁王」
「一昨年の青学戦ビデオってないのかのぉ?」
「そんなものを見てどうする」
「越智が見たいんじゃと」
「ほぉ」
「ふふ。なら青学に練習試合でも申し込んでおこうか」
「幸村君?」
「それとも今年の関東での青学戦を近くで見せてあげようか」
「!?」
「それの方がいいのではないか?」
「そうじゃのぉ」
「うぃー」
「お疲れ様。丸井君桑原君」
「おー」
なんだかものすごく疲れ切っている丸井君と桑原君
「でも、こーやって言ってくれるのって新鮮じゃね?」
「確かに」
「そう?」