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仁王side

夜中に雅衣の様子と雅樹の様子を見に
部屋を覗くと、ちゃんと布団に入っている2人

「乃愛は」

旭の部屋を覗くとベッドにいる気配がない

「どこに行ったんじゃ?」

電気を着けると
ソファーで寝とる乃愛の姿

「ベッドぐらい使いんしゃい」

乃愛を抱えると

「まー…くん」

「俺は何処にも行かんぜよ」


ベッドに寝かせると、服を掴まれてしまった俺

「子供っぽいの」

でも、そんな所もかわええと思ってしまうんは仕方ないじゃろ?

「ちゃんと、休みんしゃい」

頭をポンとして部屋を出ると

「なんだ、雅治。旭に何か用でも」

「客が寝取るんじゃ。旭じゃなか」

「そうか」

変な時に帰って来やがったのぉ。親父も

「乃愛を紹介するにはまだ早いんじゃ」

親父に乃愛を紹介するには

仁王sideEnd

翌朝

「あら。いいの?雅治を待っていなくて」

「はい。雅治君も休むと言っているので
あたしはこれでお暇させていただきます」

「そんなに・・・」

「おねえちゃ?」

寝起きのマイちゃんが起きて来てしまった

「マイちゃん。また今度来るね?」

「かえっちゃうの?」

「そうよ?お姉ちゃんは学校があるんだもの」

「ヤダぁ!マイもガッコウいく」

「こらこら」

「だめじゃよ。雅衣」

「おにいちゃん?」

マイちゃんの声に起きてきたのだろう。
物凄く眠そうなまーくんの姿があって

「まだ、病み上がりじゃけぇ
少しは大人しくしときんしゃい」

「だってぇ・・・」

「いうこと聞かないと、もう来てくれんよ?」

それはいや。と言ってしまったマイちゃん


「ありがとう」

「ええんじゃが。乃愛、1人で平気か?」

「うん。大丈夫。風邪には気を付けてね?」

「あぁ」

「お邪魔しました」

そう言って仁王家を出ると

「乃愛」
「越智」

「弦君、蓮二君。おはよう」

「あぁ」

「今仁王の家から」
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