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「別に何とも思ってねぇよ。アイツら3人
固まってんぞ」

竜君の言っている3人
それはブンちゃん達で

「乃愛・・・?何で仁王じゃなく
その人に抱き着いてんだよぃ?」

「せやな」

「何だろうね?中学の時もこんな感じだったよね?」

「そうやね」

そう言ってくれた修ちゃん

「乃愛、誕生日はどないするん?」

あー・・・

氷帝にも呼ばれたんだっけ
ブンちゃんたちが却下だって言ってたけど

「立海で何かするんか?」

「んー。どうなんだろ?
というか、立海で知ってるのって
サブちゃんとブンちゃんに赤也君だけなんだよね」

「マジかいな。ほなら、乃愛」

「んー?」

修ちゃんを見上げると

「俺と"デート"にでも行こか」

「いいの!?」

修ちゃんとお出かけなんてめったに出来ないからすごく嬉しい!

「ええよ」

「行く!」

わーい。わーい(*´▽`*)

「乃愛の奴、顔がものすごく緩んでねぇか?
いくらここで信頼を置いてるからって」

「そうっすよね」

あれ?でも10月って

「修ちゃん、U-17の代表合宿の本決めって」

「10月の半ばやね」

「大丈夫?」

「ヘーキや。前もって招集掛かった奴には声がかかっとるやろ」

そうだけど・・・

「声なんて、掛けてたっけ?」

「掛けてたで。夏休み前やったと思うけど」

「そっか」

「だから、乃愛とデートが出来るんやろ」

「うん!」

「羨ましいなぁ」

「残念だったね?侑君」

「ほんまや」

そう言った侑君はそれでもちっとも悔しそうじゃなくて

「んじゃ、自主練でも行くとするか」

そう言って来た修ちゃん

「うん?」

「なんや。見に来んのかいな」

「誰と練習するの?」

「そうやなぁ」

3人相手にしたろうか。そう言った修ちゃん

3人。ということは、ここにいる3人ということだろう

「頑張ってね?」

「ヒマやったら見に来ぃや」

「うん」

ほな、行こか。そう言って3人を連れて行った修ちゃん

「相変わらずタフだなぁ」
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