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「マジかよぃ」
「越智さん、お知り合いなんですか?」
「彼らは、立海大付属の現役のテニス部レギュラーですよ」
「!?」
「ちゃんと、立海にも帰るからって
まーくんもあの3人も知ってるよ?」
「「あの3人・・・?」」
「精市君に弦君。蓮二君」
「あぁ」
「なるほど。あの3人ね」
「本当に帰ってきてくれるんっすよね!?」
「嘘は言わないよ」
そう言ったあたしの言葉にホッとしているこの2人
「そういや、乃愛はこれから宿題やるみたいやけど
お前さんらはどないする?」
「げ・・・」
赤也君、本当に勉強嫌いなんだ・・・?
「今なら家庭教師が多いよー?」
「どういう・・・」
「俺をはじめとする家庭教師が5人もおる」
「マジかよ・・・」
「種ヶ島。遅いがどうかしたのか」
「お兄ちゃん!」
「「相変わらず、でっけぇ」」
お兄ちゃんを見上げているこの2人
「なるほど。守衛が手こずっていたのは
立海生だったというわけか」
「そうみたいや。だがなぁ
乃愛と同じ学校なら」
「宿題も一緒に見てやろう」
そう言ったお兄ちゃん
「何言って・・・」