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翌日、サブちゃんと一緒に合宿所に戻ってきたあたし達
「久々に帰って来た気分」
「そやろ。ずっと立海におったんやもんなぁ」
そうだ。立海にいすぎて、ここに来ることも
ほとんどなかったからだ。時々
外に出て来てたメンバーに合うことはあっても
ここに来ることはなかった
「おや、乃愛さん。お帰りなさい」
「彼らにでも泣かされましたか?」
「泣かされてへん。俺が見とるんや。嘘言わへんよ」
「そうですね。毛利君がいて嘘は言わないでしょう」
「何で、あたしが泣かされてることになってるんですか」
「ここに来た時も泣いていたでしょう。
それに立海に行っても数回はそんな感じで来ていたので。てっきり彼らにもと思っただけですよ」
そっか
「ありがとうございます。
楽しいですよ。立海は」
「それは何よりです。
彼らはきっとコートにいるはずですよ」
「ありがとうございます」
サブちゃんとコートに行くと、皆練習していて
「あ・・・」
いたっ
お兄ちゃん。相手は・・・
徳川君かぁ
「なんや。アイツらは連れて来んかったんかいな」
横から声がしたと思ったら修ちゃんが隣に来ていて