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「関東大会で試合出来ること。楽しみにしているよ」

「それは、僕たちもだよ。幸村」

そう言って青学を後にしたあたし達

「幸村」

サブちゃんに声をかけたサブちゃん

「どうかしたんですか?」

「明日、合宿所に来ぃ。立海のメンバーだけでや」

立海のメンバーだけで
合宿所・・・?

「修さんとツキさんからやから
乃愛の今後のことやと思うとるけど」

「!?」

そっか。皆は・・・

「まぁ、乃愛だけを連れて合宿所に行くことも可能や
そんでも、お前さんらも一緒に決めた方がええやろ?」

「どういうことですか」

「乃愛が立海に来たのは俺が立海におったからや」

「!?」

「俺も、この夏で立海の部活は引退やろ。
その後どないするか、決めとかんといけんのや」

「それは」

「精市君も皆も、明日
あたしだけで合宿所に行って来る。
今後の事だもん。皆にまで練習を削ってもらうわけにはいかないから。」

「乃愛」

「まーくん?」

「お前さんが決めたなら俺は待つぜよ」

「!?」

「仁王!?」

「いいのですか?仁王君」

「構わん」

待っててくれると言ってくれたまーくんの言葉には答えてあげたい

「うん。行って来るね」
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