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「最初にスライス回転を加えている」

「そんなんで、あんなブレるもんなのかよ?」

「流石だな。蓮二」

そう言って来た乾君
意外と、蓮二君よりも高いことに驚いていると

「乃愛、いくら何でも他所の男を見すぎナリ」

ムスとしているまーくんが可愛かったことは黙っておこう

「驚いただけだよ?背が高いことに」

「俺達も意外とあると思うんじゃがのぉ」

そう言う意味じゃないんだけど

「まーくんと比べてない」

「ブハッ」

そう言った直後に噴出したブンちゃん

コートの中では、互角に打ち合っている精市君と不二君

「お兄ちゃんと、同じくらいかなぁ?」

「誰がじゃ」

「イヌイ君」

「あの人は高すぎだろ。というよりも
あの身長差が大きい兄妹もお前くらいじゃね?」

「そうかも」

「そうかもって。あの人身長幾つだよ」

「お兄ちゃん?2メーター越えてるよ?」

そう言った瞬間、コートの外にいる人間全員驚いている様子で」

「ほう」
「それは、いいことを聞いた」
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