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「次は、幸村じゃの」

「こっちは、不二先輩っすね」

何だろう?似た者同士というか

「行って来るよ。乃愛」

「はい」

「仁王は、ちゃんとクールダウン、しておきなよ」

「プリ」

コートに入って行った精市君を見届けてから

「「魔王対決」」

それだけ言ってクールダウンに走って行ったまーくん

「??」

魔王って何?

「始まるぞ」

「あ、うん」

コートの方を向くと

「中々、見られる試合でもないからな」

「え?」

「精市が五感を奪えない相手との対決はやりにくいんだろう」

最初にサーブを打つのは

「不二のサーブから始まるのか」

「あれ?」

皆、上にボールを上げてから打っていたのに
今、下から打った・・・?

「相変わらず、面白いサーブを打ってくるよね。不二」

それを難なく返してきた精市君

「今のは」

「カットサーブだ」

「カット・・・サーブ?」

「あぁ」

そう言ってくれた蓮二君

「でも、ただのカットサーブじゃないでしょう?」

そう言った比呂士君の言葉に頷いている立海のメンバー

「随分と早かったな。仁王」

「お帰りなさい」

「あぁ」

後ろからあたしに体重を掛けて来たまーくん
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