「ゲームセットウォンバイ手塚7-5」

弦君が、負けた・・・？

「お疲れ様。真田」

「あぁ」

そのままクールダウンへと行ってしまった弦君

「乃愛ちゃんも手塚の試合初めてだろう？
滅多に公式にも出てこないし」

「いや」

「不二、彼女は一昨年からテニスの試合を見ていないんだ」

「え？」

コートの中に入っていくまーくんを見届けると
青学側は、桃城君が入ってきて

「ペテン師と曲者か」

曲者・・・？

「青学1の曲者と言ってもいいだろう。桃城は」

「そうなんだ」

「これよりシングルス2の試合を開始する
青春学園、桃城。立海大付属、仁王」

「さて、仁王は誰に化けるかな」

モモシロ君が苦手な相手。
もしくは
勝てなかった相手だろう

「アンニャロ。俺に化けやがって」

コートを見ると、ブンちゃんに化けた
まーくんがコートに立っていて

「後でシバいてやる」

でも
「まーくん、モモシロ君と練習してなかったっけ」

「してただろぃ。合宿の代表選ぶときに」

あ・・・
そうだった