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「いーだろぃ?」
「流石だよな」
そう言ってくれたブンちゃんとジャッカル君は
ドリンクを飲み干してしまい
「す、すごいね?」
「そうでもないだろ?コート見てみろよ」
そう言ってコートを見ると
汗ダクダクの3人に比べて
そんなに汗もかいていない蓮二君の姿
「あれだけの運動量を熟している赤也が
あれだけ汗をかいているし、それ以上の動きをしている
青学のあの2人の汗の出かただって動いていれば普通だ。
だけどそれ以上に同じ量を動いている柳はそんなに汗もかいていない」
「うん」
多分、蓮二君はあの中だと誰よりも動いているはずなのに
「あれが、立海の達人(マスター)と言われるゆえんかも知れない」
マスター?
「何、今の・・・」
青学のあのバンダナ君が出したあの技って一体・・・
「ブーメランスネイク」
「ブー・・・メラン?」
「あぁ。海堂の技の1つだ」
あれが技なの?
「まぁ、コートの中に戻ってくれば
問題ねぇからな」
そうだけど・・・