5
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
お兄ちゃんの部屋に行く前に自分の部屋でお風呂に入って着替えてから向かっているときだった
「あれ?大家?」
「丸井君に桑原君」
それにだるそうに歩いている仁王君の姿だ
「そこって既にいるU-17のメンバーの部屋だろ」
「ふふ。あたしはいいんだよ。お兄ちゃんの部屋だから」
「は?」
「お兄ちゃん?」
「そ。お兄ちゃん」
看板にはお兄ちゃんの名前が張っておらず、きっとコーチやここにいる人たちがあたしがきっとここに来ることを想定してくれて、カモフラージュしてくれてるんだろう
「じゃ、お休み」
部屋に入るときにあっけらかんとしている皆を放っておいてドアを閉めた時だった
「マジかよぃ」
「本当に兄貴がいんのか」
なんて言っている2人の声が聞こえていた
翌日早朝
あたしはいつもの洋服(ジャージではない)でテニスコートにいた
「相変わらず早いね。夢姫は」
「あくと君。おはよう」
「おはよう」
パコーン・パコーンと心地いい音が聞こえてくる方を見ると
「彼、氷帝の子だね」
「うん」
壁に向かって打っているのは跡部君だ
「まだ彼らは帰ってこないから大丈夫だよ」
「本当?」
「あぁ帰ってくるとなれば朝だろうけど、お昼近くか前くらいだろうね」
お昼前かぁ
「分かった」
コートに行くと、あたしに気づいたのか
「随分と早いじゃねぇか」
「跡部君こそ。おはよう」
「あぁ」
「今日も自主練?」
「まだ誰も起きてねぇからな」
そうなんだ。忍足君あたりはもう、起きてると思ってたんだけど、そうじゃなかったんだ
「跡部君は…どうしてこの合宿に来ようって思ったの?」
「俺様は日々自分より強い奴と戦ってみたい。ただそれだけだ」
自分よりも強い、人か
「で?お前は立海の奴らと一緒に来たのか」
「うん。修学旅行終わってからすぐに。着いたのは昨日の夜だけど」
「そうか。アイツらと顔を合わせるなよ?夢姫が来ていることはアイツらは知らねぇ。
ましてや立海にいるなんてしれたら、立海にまで行きそうだしなぁ」
「…っ」
「そうならねぇ努力はしろよ」
「うん」