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プールに行ってから数日。
あたし達立海大付属高校のテニス部は
青春学園高等部に来ていた

「よく来たな」

「いらっしゃい。乃愛ちゃん」

「お、お邪魔します」

「そんなに畏まらなくてもいいよ」

そう言ってくれた不二君

「よろしく頼むよ」

「あぁ。こちらこそ」

そんな挨拶をしている精市君と手塚君
そんな中、姿を見せてきたのは
千石君と桃城君たちで

「いつぞやの可愛い子!」

「「可愛い子?」」

その言葉に反応した
赤也君にブンちゃん

あたしの立海のジャージを見て

「あ、本当に立海だったんだねぇ」

「何だ、千石。信じてなかったのかい?」

「そりゃぁねぇ。今まで作らなかった
マネージャーを入れたんだから不思議にしか思わないでしょ」

それもそうだね。なんて言っている精市君

「ほな、俺が審判しよか」

そう言ってくれたサブちゃんは
あの日、本当にお兄ちゃんと一緒に帰ってきていて

「これより、青春学園と立海大付属の練習試合を行う」

「D2。青春学園。大石、菊丸ペア対
立海大付属、丸井、桑原」

そう言ってコートに入って行ったブンちゃんとジャッカル君

「オオイシ君にキクマル君か」

ノートに対戦相手の名前を書いていく
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