35
「まっるいくーん。スライダー乗りに行こ―」
「おう。いいぜぃ」
そう言って行ってしまったブンちゃんとジロ君に赤也君とがっ君
「浅いところで足だけ入れて来よー」
「ダメに決まっとるじゃろ」
「何でよー」
「お前さんはこれから泳ぐ練習じゃ」
!?
「柳」
「精市。ジャッカル」
「何だよ?面白い話って」
「しかも、真田には内緒なんだろ?」
「アイツは煩いからな。
乃愛の事だ」
「「乃愛?」」
「氷帝の奴らも来ておってのぉ。
乃愛が泳げないらしいんじゃ」
「「泳げない?誰が」」
「乃愛が」
精市君とジャッカル君があたしの方を二度見してきて
「嘘だろ?」
「どうやら本当らしい。あの跡部が言うくらいだ」
「へぇ、あの跡部が・・・」
んーと考えるそぶりを見せてきた精市君
「仁王」
「何じゃ」
「乃愛を連れて中に入って来い」
「おー。いいのぉ」
「え?嫌だよ?あたし」
「ダメだよ?乃愛」