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「いちゃ、わりぃかよ。
このプールは跡部財閥グループが建てたもんだぜ?」
はい?
「相変わらず、お前泳げねぇんだな」
「う・・・っ」
「「相変わらず?」」
「乃愛は泳げないそうだ」
「マジかよぃ」
「意外っす!」
「跡部?どうしたんだよ?」
後から来たのはがっ君たちで
「立海も来てたのかよ」
赤也君と同じ反応をありがとう
「まぁ、立海は昨日と今日しか部活の休みがないからな」
「あーん?そう言うことかよ」
「だが、これは改善の余地あり。と言った所だな」
「え?」
「面白いことを考えるな。立海の参謀は」
その言葉に皆がニヤリと笑っていて
「泳げなくてもいいもん」
「水が怖いわけではないんだろう?」
「水は怖くない」
「だが、この数時間で泳げるはずがないだろう?それだったらとっくに氷帝にいた時に泳げているからなぁ」
「ウス」
「樺ちゃん!」
「また、その言い方で呼んでください」
そう言ってくれた樺ちゃん