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海を出てみんなで戻ると

「ようやく戻って来たのか」

そこで、本当に飽きて来ていたのだと実感する

「ふふ。今日はいい休みが出来ただろう?」

そうかもしれない。

「明日はプールと海に分けようか」

「そうじゃのぉ」

「いいんじゃねぇ?」

「確かに」

「プールもいいっすね!」

なんて皆で言うから別れることになった

着替えに行くと、どうせ、髪の毛も濡れているからと
水着の上にそのままTシャツと短パンを履いて皆の所へ戻って行く

「髪の毛が濡れていても可愛いね。乃愛は」

そんなこと言われた事もなかったあたしは
どう返事をしたらいいのか分からなくて

「かわええのぉ。乃愛は」

「まーくんまで・・・」

どう返事をしたらいいの

立海の前に着いて
解散になった時

「明日、プールに行くんなら、俺んちの前でいいだろぃ?」

「そうだね。丸井の所なら近いかもね」

「なら海は、今日と同じここに集合だな」

そう言って来た蓮二君

そう言えば、あたし皆の家の在処知らないや

「じゃあ、解散。風邪とか引かないようにね」

解散となったあと、

「乃愛、明日はどうするんじゃ」

「んー。海も良かったけど
プールもいいかな。なんて思ってるんだよね」

「そうか。丸井の所に集合なら
そこそこデカいプールに行くんじゃろうな」

へぇ・・・
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