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「お前さんは氷帝のテニス部にいた時は」
「けーご君のプライベートビーチがあるしね。
そこに、行った事はあるけど」
「水着は」
「水着?」
「アイツ等の前でもこんなん着てたんか?」
そう言って指をひっかけてファスナーを下げて来たまーくん
「着てないよ。Tシャツに短パン」
「色気もないのぉ」
「無くていいんですー」
そう言ったあたしにニヤリと笑ったまーくん
「それじゃ、水着を見てんのは俺達だけじゃゆー事か」
「まあ、そうだね?」
「ならええ」
そう言って立ち上がったまーくん
「海に入り行くか」
「大丈夫なの?」
「何とかのぉ」
「行ってらっしゃい」
「お前さんもくればいいじゃろ。
パーカーも脱いで来んしゃい」
「は!?」
「俺がおるからええよ」
もうっ
2人で4人のいる場所に戻ると
「大丈夫なのかい?」
「何とかのぉ」
まーくんの持っているペットボトルはそれでも半分は既に減っている
「随分と飲むね」
「これぐらい冷たいと飲みやすいき」
「そうか」