34


「お前さんは氷帝のテニス部にいた時は」

「けーご君のプライベートビーチがあるしね。
そこに、行った事はあるけど」

「水着は」

「水着?」

「アイツ等の前でもこんなん着てたんか?」

そう言って指をひっかけてファスナーを下げて来たまーくん

「着てないよ。Tシャツに短パン」

「色気もないのぉ」

「無くていいんですー」

そう言ったあたしにニヤリと笑ったまーくん

「それじゃ、水着を見てんのは俺達だけじゃゆー事か」

「まあ、そうだね?」

「ならええ」

そう言って立ち上がったまーくん

「海に入り行くか」

「大丈夫なの?」

「何とかのぉ」

「行ってらっしゃい」

「お前さんもくればいいじゃろ。
パーカーも脱いで来んしゃい」

「は!?」

「俺がおるからええよ」

もうっ

2人で4人のいる場所に戻ると

「大丈夫なのかい?」

「何とかのぉ」

まーくんの持っているペットボトルはそれでも半分は既に減っている

「随分と飲むね」

「これぐらい冷たいと飲みやすいき」

「そうか」
18/22ページ
スキ