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神奈川のイタリアンのお店に着くと
「あれ?乃愛じゃん」
!?
声の方を振り向くと、ブンちゃんとせーちゃんが一緒に出てきて
「2人でいるの珍しいね」
「そうでもないさ。でも、東京にいるんじゃなかったのかい?」
「家族でこっちに来ているんだ。明日は乃愛が用事があるからな。
今日の家に家族で乃愛の誕生日だ」
「へぇ、良かったじゃねぇか」
「うん」
「「乃愛?」」
「お父さん、お母さん」
「マジ?」
「随分、若いご両親だね」
「ありがとう。月光と乃愛の母です」
「同じく、父です。いつも娘を良くしてくれてありがとう」
「いえ」
「また、月曜日に」
「あぁ。待っているよ」
そう言って帰って行った2人
「あの2人のどっちか。かしらね?乃愛の彼氏は」
「あの、赤い髪の少年も青い髪の少年も乃愛にはお似合いだね」
「あの2人は違うよ。だけど、同じクラスなの」
「あら、残念」
そう言ったお母さんは本当に残念そうだ