「アイツらがないことないことの噂を鵜呑みにしてたのは気づいてた。
乃愛が彼らを見る目が恐れたんじゃない。
最初に出た時の嘘の噂を信じた彼らが
乃愛に軽蔑をしてたんだよ」

！？

「だから、あんな罵声でもあげなきゃ
自分自身が保てなかったんでしょ」


「うそ・・・」

「嘘じゃないわよ。現にあいつ等は
乃愛がいなくなって、あの2人が
乃愛以上の仕事をするかと言ったらするわけがない」

「うん」

生粋のお嬢様育ちのあの2人がするはずがない

目の前に持ってきてくれた頼んだサンドイッチとアイスティー
琉唯ちゃんの目の前には、アイスコーヒーがあって

「食べないの？」

「大丈夫。どうせ、乃愛の事だから残すでしょ。その大きさのサンドイッチ」

うぅ
確かに食べきれる自信はない

「ありがとう」

「いいのよ」

結局二切れでお腹がいっぱいになってしまったのを確認して
琉唯ちゃんが残りを食べてくれた

「これ食べ終わったら浴衣、見に行こうか」

「うん」