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「正真正銘の女だよ。私」
そう言ってくれた瑠衣ちゃん
「随分と男勝りなんだな」
「そりゃ、ねぇ」
琉唯ちゃんの従兄には、氷帝学園の亮君がいる。そして亮君の幼なじみはがっくんとジロ君だ
「明日、午前中乃愛借りるから」
「「借りる?」」
「そう、借りるの」
「俺達は、乃愛と約束してないから何も言えないけど
仁王には何か言ってあるの?」
「ううん。お祭りの会場で待ち合わせしたいとだけ」
「なるほどね」
「いいんじゃない?」
そう言って来た精市君と琉唯ちゃん
んー。と考えるそぶりを見せて来た精市君
「乃愛の__姿なんて、試着でも見せないわよ?男たちには」
そう言ってきた瑠衣ちゃん
「ちぇっ」
見に来る気だったんだ?
「なら、ちなみに色は?」
「教えたらつまらないでしょう?」
「どういう」
「乃愛の彼氏はこの中にはいないんでしょう?
それを言って例の彼氏に言われたらなんの面白味もないじゃない」
そんなことを言われてしまった
「ちなみに。明日はメイクもするし
髪型だって、いつもとは違うからね?」
そう言うと
「へぇ」