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あの後、あたしを降ろして帰って行った修ちゃん。
ちょっとは、自分の中でも、すっきりしている自分がいる

「乃愛じゃん」

声がすると思って振り返るとブンちゃんとこの間の弟君が一緒にいて

「休憩?」

「あぁ。だから、了太の好きそうなところ回ってきたところだ」

「そっか」

イチゴあめをほおばっている了太君は、アメが固いのか
中々、かじり付けないらしい

「こうやって苦戦するのも分かるんだけどよ
いまいち俺もうまく食えないから買わねぇんだよな」

そう言ったブンちゃんは苦笑い中だ

「りんご飴と同じ原理かな」

「は?」

ポッケから500円を取り出すと

「ちょっと、貸して」

そう言って出してきたリョウタ君のイチゴあめのアメの一部分を割ると

「もう一回舐めて見て」

「!?」

驚いた顔をしているリョウタ君の姿で

「イチゴもアメも一緒に食べられた!」

「でしょう?」

「どういうことだよい?」

「500円を強めにこのアメの部分に押し当てただけ。
家の中だったら、イチゴの部分を切る事も出来るけど、もう食べてたし、このやり方が一番早かっただけ」

「そうなのか」

「美味しかった!」

そう言ったリョウタ君はイチゴアメをすでに完食していて

「はえー」
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