1
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「では、お前の手続きはしておこう」
そう言って早数週間。
4月桜が舞い降りてきているこの季節に氷帝から立海へと転校することになった
「本当に、行かせるんですか?」
「あぁ。何かあってもお前がいれば安心だろう」
安心。それはお兄ちゃんがサブちゃんとずっとダブルスを組んでいたからだろう。
18歳で卒業した今もあの中にいられるのはサブちゃんがここにいてくれるから
「サブちゃん」
「おー」
「似合っている。氷帝の制服よりも」
「!!」
お兄ちゃんにそんなことを言われるとは思わなかった
「じゃあツキさん。しっかりと夢姫は預かります」
「あぁ。それと立海では、母さんの旧姓を使うといい」
旧姓…?
「あぁ。なるほど」
「サブちゃん、それって」
「人気もんの兄貴を持つんも大変だなぁ」
「へ?」
「大家だっけ」
「あぁ。下の名前も夢姫ではなく」
「満智でええんとちゃいます?」
「悪くない」
「じゃあ、行こか」
「あ、うん。行ってきます!お兄ちゃん」
「あぁ」
サブちゃんの横に並んで歩くのなんて、合宿所以来かも知れない
「なぁ。本当にテニス部に関わらんつもりか」
「うん。だって関われば氷帝ともいつかは顔を合わせなくちゃいけないでしょ」
「そりゃ、そうやけどなぁ」
「会いたくないし、会うつもりもない。サブちゃんには悪いけど、どこの部活にも入るつもりはないよ」
「つまらんなぁ」
つまらないって