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とりあえず、シャワーを浴びた後、
制服に着替えて、髪の毛を乾かした後
クラスに戻ると
「あれ?部活の方は?」
「完売したよ?」
「おや。随分と早かったのですね」
「あぁ。彼女が全て作ってくれてな。
昼後には、俺達も食べていたものも食べたいという姓との要望に応えたら、思いのほか早く終わったというわけだ」
「なるほど。さすがだね」
「所で、仁王はどうした」
「裏方の方に行ったのは見たけど
それ以降見てないよ」
裏方・・・か
「女の所にでも行ったか」
「恐らくね」
女の人・・・か
「アイツは何がしたいのか俺達にもよく分からんからな」
「そうだね」
「あれ?小野さんに柳に丸井まで!
今日って部活の方じゃ」
「とっくに終わっている」
そう言った柳君の言葉に
目を輝かせたクラスの女子たちは
「小野さん!今から着替えて来て!」
「え?」
後ろから押されたと思ったら
空き教室に入れられて
昨日と同じ水色のメイド服を着せられて
「うぅ・・・」