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売っていた焼きそばも全部完売し
「すげぇ」
「というか、予備の焼きそばまで売り切るなんて
流石っすね!先輩達」
「お前たちもよくやったな」
そんな話をしていると
「ジロー。帰るぞ」
「へーい」
けーご君たちも来て
「回れた?」
「あぁ。秋にはお前たちを呼んでやるよ。氷帝に」
いや。呼んでくれなくていいです
というか呼ばれても行きたくなんてない
「秋?」
「氷帝の文化祭は秋にやるんだよ」
「なるほど」
「じゃあな」
そう言って帰って行った氷帝の皆。
「なぁ。これからどうすんの?」
「サブちゃんは、竜君を見送ったきり帰ってこないね」
「このままサボる可能性が高いな」
さすがサブちゃん。サボり魔認定されちゃってるのね?
「乃愛。お前は昨日の服に着替えて
クラスに入れよ。当然、シャワー浴びてからな!」
「えー」
それも嫌なんだけどなぁ
「じゃなや、お前焼きそばくせぇぞ」
「ヒドイ!」
ウシシと何の悪びれもなくそう言って来たブンちゃん