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「全く、騒がしい奴だ」

「本当だね」

あたしは焼きそばを焼いていたこと交代して
再び焼き始める

「お昼まだだよね?」

前にいた2人も戻ってきて

「待ってて。すぐに作ってあげるから。
飲み物だけ持ってきてね」

「「「はいっ」」」

そう言ってくれた部員の人たち

飲み物を取りに行っている間に焼きそばを焼いて
卵も焼いていく

「乃愛」

「んー?」

蓮二君の声がすると思ったら

「お前のそれが食べたいということなんだが」

「コレ?」

「あぁ」

「待っててもらえればすぐにできるけど」

「そうか」

焼きそばをタッパに入れて行くと
丁度戻って来た3人

「はい。出来立てだから気を付けてね」

「「「はいっ」」」

奥の方に持って行った3人と
新しく作ったオムそば

「蓮二君、出来上がったけど」

「すまないな」

「ううん。大丈夫
卵が、後2コだけ残ってるの。2コ限定で
オムそば作ろっかな」

「そうか。いいんじゃないか?」

「じゃあ、作ってくるね」

コートの中ではあの2人がまだ打ち合っていて

「良く飽きないなぁ」

名て思っていた
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