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「いらっしゃい」

「乃愛先輩にそう言われるのも悪くはないっすね」

「えぇ」

そう?

「もう休憩か?」

「はい」

「えぇ。幸村君も仁王君も、まだ室内ですがそろそろ休憩になるかと思いますよ」

そっか

お握りを握っていると
「俺も食いてぇっす」
と言って来た赤也君

「もうちょっと待っててくれる?」

「へ?」

「どうせ、乃愛の事やから何か作るんやろ?」

「!?」

声のする方を見ると、氷帝のテニス部の皆が来ていて

「なんで?」

あたし、招待なんてしてないんだけど

「何で?招待した奴がここにいるからに決まってんだろうが」

「けーご君」

そもそも、誰が招待した・・・

確実的に精市君の可能性が高い

「しっかし、お前が作ってるなんて知らねぇで来たぞ」

「確かに」

「そうですね」

分かってて今日に指定してきたわけ?

ジロ君は、近くにブンちゃんがいることで
ずっとそっちばかりを見ている

「乃愛せんぱーい」

「今から作ってあげるよ。赤也君」
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